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群盲評象ショーケース(無料)

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桜井健次のマガジン「群盲評象」の代表的な記事をご覧いただけます。こういうものを毎日読みたいという方は、1年分ずっと読める「群盲評象2024」、お試しで1か月だけ読んでみようかとい… もっと読む
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記事一覧

百代過客

来週からですが、毎週土曜日、「旅」、「旅行・トラベル」、「旅のような人生の道のり」といった「旅」に関係するワードをテーマに含む短めの記事をお送りすることに致しました。かの松尾芭蕉は「おくのほそ道」の序文に、次のように記しています。 冒頭の一文に出てくる百代過客のワードは、8世紀、唐の時代の著名な詩人、李白の「春夜宴桃李園序」に由来しています。 人生はひとつの旅であり、また本物の旅にも人生の一面が投影されます。そのため、旅論は人生論でもあります。そのような抽象論だけでなく、

濡れてゆこう

「月様、雨が…」 「春雨じゃ、濡れてゆこう…」 月形半平太は雛菊の差し出した傘を押し返し、一人、雨のなかを歩き始めた 梅松が傘を持って後を追った しばらく相合傘で歩くが、橋を渡りきったところで、月形は梅松を追い返した 直後、幕府の捕り手に取り囲まれたが、なんとか無事に血路を開いた 21世紀の現代、都心部は地下鉄と私鉄とJRの交通網が張り巡らされている 毎日、忘れ物、落し物の膨大な山ができている 雨が降るのでは、と持ってきた傘は、どこかへ忘れて置いてきてしまうことが多い

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noteへの連続毎日投稿を開始して1182日目です。プロフィールを更新します。8回目の更新になります。 ■このところの noteスタイル2023年3月現在、私のnote 投稿は半分近くがショート記事になっております。以前はショートショートなんて書いたことなんかなかったのですが、noteのクリエーターの皆様から刺激を受け、やってみようと思った次第。 ・毎週水曜日 ほどばしる水曜 ・毎週金曜日 舞い上がる黄金の曜日 ・毎週土曜日 「毎週ショートショートnote」企画への参

12年前の記憶

今から12年前、2011年3月11日、東日本大震災が起きました。日本の歴史上の大記録になるような非常に大きな地震でした。東日本、特に強い津波に襲われた太平洋岸で多大な損害が生まれ、多くの方が亡くなりました。 http://www.bousai.go.jp/kohou/kouhoubousai/h23/63/special_01.html 毎年、この時期、あの日のことを振り返り、note のマガジンなどに書き綴ることによって、記憶を新たにし、その教訓を忘れないようにしたいも

舞い上がる黄金の曜日

来週からですが、毎週金曜日、「金」または「経済問題」または「錬金術」または「金星」または「金曜」に関係するワードをテーマに含む短めの記事をお送りすることに致しました。既に「ほどばしる水曜」のファンタジー、フィクションを毎週水曜にお送りしておりますし、またマガジンご購読の皆様限定の日曜特集では、時事問題も含めた深堀りをやっておりますので、金曜日はどちらでもないスタイルをめざそうと考えています。 毎日、note1投稿、Voicy1放送を両方行うようになって、まもなく700日目を

ほどばしる水曜

来週からですが、毎週水曜日、「水」または「水曜」に関係するワードをテーマに含む短めの記事をお送りすることに致しました。必ずしも学術・科学技術的な解説や紹介というわけではありません。むしろ、ファンタジーやフィクションのようなものを書いてゆこうと考えています。 1日1投稿の一定のペースで先日1100日めを通過し、また note の大勢のクリエーターの皆様の作品を拝見しながら、私も、これまでとは違うスタイルを試してみたいと思うようになりました。 さしあたり、1年くらいはやってみ

読まずに手紙を廃棄する知恵

マガジンご購読の皆様、こんにちは。いかがお過ごしでしょうか。 童謡「やぎさんゆうびん」の歌詞は、今から80年以上も前、1939年のまどみちおの作です。 「白やぎさんからお手紙着いた、黒やぎさんたら読まずに食べた、しかたがないのでお手紙書いた、さっきの手紙のごようじなあに?」「黒やぎさんからお手紙着いた、白やぎさんたら読まずに食べた、しかたがないのでお手紙書いた、さっきの手紙のご用事なあに?」 この歌詞は、子供向けの他愛のないものではありますが、なかなか深いものがあります

見たいように見て、信じたいように信じる心理

マガジンご購読の皆様、おはようございます。いかがお過ごしでしょうか。 人はしばしば錯覚して失敗します。後で気づいて、反省して、学習し、同じ錯覚に陥らないように注意を払うようになります。ただ、はまりやすいパターンというものがあります。十分な知識や経験があるにもかかわらず、自らそれを打ち消す理由を見出し、それを新たな根拠として行動を起こし、大きな損失を引き起こすことがあります。現代で言えば、株やFXや先物や暗号資産などの投資家、投機家が、逆張りで失敗するパターンや、日露戦争の前

柔よく剛を制す

マガジンご購読の皆様、2022年、新年あけましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になりました。本年もよろしくお願いいたします。 振り返れば、今から2年前、2020年は、21世紀前半の最初の波乱の幕開けの年でした。最初の激震が走った時、もともとリモートワークをなさっていたような業種、職種の方々のなかには、自分たちの時代が来たと思われる向きもあったかもしれません。こうした混乱をビジネスチャンスとして成功された方もおられるでしょう。また、2019年までのライフスタイル、ビ

イベルメクチン続き

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河川プラスチック汚染

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太陽信仰2.0

マガジンご購読の皆様、こんばんは。皆既月食をご覧になることはできたでしょうか? すごくよい写真を撮ろうと、カメラや三脚等の機材をそろえ、画像処理のソフトウエアをチューナップし、撮影ロケーションもだいぶ前から考えてあったという方も多かったようです。関東地方などでは、そんな涙ぐましい努力も、「曇っている」というわずか5文字の現実の前に吹っ飛ばされてしまいました。こういう時こそ、「100%晴れ女」の絶好のビジネスチャンスでした。でも自然の力はたいしたもので、人がどう騒ごうとも、淡々

百戦百勝の警戒

百戦百勝とは、100回の戦闘で100回全部を勝利をおさめるほどの、圧倒的な優位の局面展開を指す言葉です。実力差が大きいもの同士が実際に争うと、このような結果になることもあるかもしれません。しかし、それが最初から予想できると紛争を回避し、別の選択をするかもしれませんので、百戦百勝のような事態は本当は起こりにくいかもしれません。他方、当事者は、主観的願望としては、常に勝ちたいと願っています。実際の彼我の力関係、また内外情勢を脇において、常に勝ちたいという心情はあるでしょう。しかし

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