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月刊「群盲評象」(試読ご希望の方向け)

現代は科学が進歩した時代だとよく言われます。知識を獲得するほど新たな謎が深まり、広大な未知の世界が広がります。知は無知とセットになっています。優れた科学者はなんでも知っているよう…
本マガジンでは、桜井健次の記事をとりあえず、お試しで読んでみたい方を歓迎します。毎日ほぼ1記事以上…
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記事一覧

イルカはいるか?

毎週水曜日、合成画像を作っています。 日本海側福井県の沿岸部に謎の暴れん坊イルカが登場していることが国際的なニュースになっています。実際、海水浴などに来ていた人たちが噛みつかれるなどの被害に遭っています。どうやら特定の一頭のコミュ障のイルカがイルカ社会のなかで孤立していて、欲求不満を時々ぶちまけているらしいです。今日は、整然と泳ぐイルカの大群から距離をおいて日本海で大暴れするイルカと、逃げ惑う人々の様子を描いてみましょう。 今回の作品は、これです。 画像生成の舞台裏

48光年離れた地球みたいな星

毎週火曜日と木曜日は、最近Voicy ラジオ放送で語った内容に補筆、追記、改訂を行い、まとめ直したコンテンツをお送りします。参考資料へのリンクを入れ、さらに、それらについての解説も追記しております。この記事は、マガジンご購読の皆様限定になります。ただし、この記事のもとになっているラジオ放送は、インターネット上で、どなたでも無料でお楽しみ頂けます。また、このラジオ放送とタイアップした無料メルマガもどなたでもお受け取りになることができます(空メールをscinews-apply@s

見てしまった者の最期

人が死亡するとスイッチが入り動き出す不思議な機械があった クロノフォトグラフィは、フランスの生理学者エティエンヌ=ジュール・マレーの発明だ 同じ視座から動きのあるものを連続画像として記録する やがて、このアイデアは映写機に発展した 映写機も手動ならば、古代中国、漢の時代に、影絵芝居が上演されていた 条件付き自動ならば、走馬燈だろうか 人が死ぬとき、全人生の様々な情景が次々と脳裏に浮かぶのをまるで走馬燈のようだと言う者がいる ここだけの話だが、実は働いている装置のスペック

総裁選を利用した市場操作?

2023年から、毎週日曜日、マガジンご購読者のみがお読みいただける特別記事(タイトル以外は非公開)をお送りしております。 現代はインターネットの時代ですので、note に記事を普通に書けば、見知らぬどなたの目に触れるともわかりません。それが新たな出会いやコミュニケーションのきっかけを生む可能性があり、楽しく有意義です。 他方、昨今は、いろいろな問題に対し、特定の主流意見と、それに対立する意見に二分され、溝が生まれることも多くなりました。2020~2023年で言えば、COV

ペロブスカイト太陽電池による水素製造

毎週土曜日、ふだんは「旅」に関係するワードをテーマの記事をお送りしているのですが、時々は、毎週火・木曜日と同じようなVoicy ラジオ放送で語ったコンテンツの記事もいれようと思います。音声配信は毎日やっているので、週2回ではなかなか裁ききれません。時々、土曜日にもいれることにしようかと考え始めました。 この記事は、音声配信の内容に補筆、追記、改訂を行い、まとめ直したコンテンツになります。参考資料へのリンクを入れ、さらに、それらについての解説も追記しております。この記事は、マ

風を侮ることなかれ

風の色を動かしましょうぞ、御屋形様 もとより、わが軍は、孫子兵法、「其疾如風,其徐如林,侵掠如火,不動如山」にて、臨機応変の機敏な陽動作戦で敵を翻弄するのは得意でございますれば、風とはまず速度が常識 こたびは、加えて、もうひとひねりが上策かと 勘助、では、まず赤の風はどうじゃ こうして赤い風が吹き荒れた この赤さは、温度であり、エネルギーだった 敵陣は、熱中症で倒れる者が続出したようだ 脱炭素の策が必要だ、いやもはや間に合わないなどと論争が起きて混乱した 勘助、次は、緑

脳年齢ギャップ

毎週火曜日と木曜日は、最近Voicy ラジオ放送で語った内容に補筆、追記、改訂を行い、まとめ直したコンテンツをお送りします。多くのものは2回、3回にわけて放送したものですので、それらの内容を1つにまとめ直し、参考資料へのリンクを入れ、さらに、それらについての解説も追記しております。この記事は、マガジンご購読の皆様限定になります。ただし、この記事のもとになっているラジオ放送は、インターネット上で、どなたでも無料でお楽しみ頂けます。また、このラジオ放送とタイアップした無料メルマガ

恐竜ワールドを脱出せよ

毎週水曜日、合成画像を作っています。 2024年9月14日、イギリスの Hoo Zoo and Dinosaur World(フー動物園・恐竜ワールド)から1匹のメスのカピバラが脱走しました。Facebookページ(https://www.facebook.com/HooZooandDinosaurWorld/)上では、脱走、目撃情報、赤外線カメラ搭載ドローンでの探索経緯、オートロック付きトラップによる最終的な確保までのすべての経緯が共有されていました。物理的に追いつめ、ス

牛乳から大量感染するH5N1鳥インフル

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そこに皿はあるか

夜な夜な井戸の近くに亡霊が出るらしい か細い女の声が聞こえてくる 1枚、2枚、3枚、4枚、5枚、6枚、7枚、8枚、9枚… 1枚足らぬ、ああ悔しや~ お菊が成仏できないのは、奪われた皿1枚がどこからも出てこないからだ 日本人はお菊に同情する このままでは、お菊はいつになっても救われない イエスは、弟子たちに向かって言われた 100匹の羊のうちが1匹でも迷ってしまったら、羊飼いは必ず探しに行くではないか 1匹くらいどうでもいいなどど言って見捨てることはない 探し歩いて見つけ

日本の政変?

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ベネツィアの歩き方(後編)

人生はひとつの旅であり、また本物の旅にも人生の一面が投影されます。そのため、旅論は人生論でもあります。8世紀、唐の時代の著名な詩人、李白の「春夜宴桃李園序」には「夫天地者萬物之逆旅 光陰者百代之過客」とあり、日本の江戸時代、17世紀の俳人、松尾芭蕉の「おくのほそ道」には「月日は百代の過客にして ゆきかふ年も又旅人なり」とあります。 毎週土曜日、「旅」、「旅行・トラベル」、「旅のような人生の道のり」といった「旅」に関係するワードをテーマに含む短めの記事をお送りします。抽象的な

空気をなくせ

月の色が赤くなることが、数1000年前にはあったということだ 皆既月食もしくは月が水平線に近い時、太陽光のなかの青色光が大気散乱により弱まる 赤色成分が相対的に強まって、月は赤く見える 夕陽が赤いのと同じような大気現象だ 月の色が血のように赤いのを不吉だと考える者たちも大勢いた その不吉は、自分たちと対立する宗教のせいだと互いに罵り合っていた ついに人類は科学的見解とスピリチュアル見解の合体を選択した 大気現象は空気があるからこそ生じるものだ もし地球に空気がなければ

ディープフェイク詐欺

毎週火曜日と木曜日は、最近Voicy ラジオ放送で語った内容に補筆、追記、改訂を行い、まとめ直したコンテンツをお送りします。多くのものは2回、3回にわけて放送したものですので、それらの内容を1つにまとめ直し、参考資料へのリンクを入れ、さらに、それらについての解説も追記しております。この記事は、マガジンご購読の皆様限定になります。ただし、この記事のもとになっているラジオ放送は、インターネット上で、どなたでも無料でお楽しみ頂けます。また、このラジオ放送とタイアップした無料メルマガ