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優しい人より不良とバカが異性にモテるのはなぜか?

進化する恋愛作法 進化心理学VOL.17

前回は「恋愛オタクになるとモテなくなる」「男性が積極的に女性にアピールしなければいけない理由」などについて解説しました。

つまり、重要なポイントとして、「恋愛は女性のほうが圧倒的に有利である!」という大原則があるのです。

こうして求愛行動において女性が優位な立場になった結果、男性たちはほかの同性のライバルたちを出し抜こうとして、自分なりのさまざまな自己アピール方法を開発してきました。

それが現代の口説き方、デートの運び方、告白の仕方、男女の付き合い方などの社会的なシグナリングにつながるのです。


高コストシグナルとハンディキャップ

たとえば、動物がおこなうもっとも代表的な求愛行動には、ハンディキャップ理論(Handicap hypothesis)、または高コストシグナル理論(Costly signaling theory)と呼ばれる原理が働いています。

これは一言で言うと、「異性に自己アピールするためにどれだけ無駄で馬鹿なことができるのか?」という視点に立って用いられます。

説明だけを見るとただの無意味な行動に思えますが、実はこの心理原則があるからこそ、素行の悪い不良や犯罪者まがいの人、そして知性に乏しいバカな人がモテるようになるのです。


不良とバカがモテる理由


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