HSP、感覚の鋭い人が持っている最強の武器について心理解説します

HSP、感覚が鋭い人のためのメンタルコントロール戦略 VOL.2

この記事はマガジン連載『HSP、感覚が鋭い人のためのメンタルコントロール戦略』の続きです。

前回はHSPという特徴について簡単に解説しました。これまで自分では気づいていなかったけれど、実はHSPだった！という人もいたかと思います。

今回は、「HSPのメリット、HSPの人が持つ他人にはない武器」について解説していきます。HSPであったり、自分の敏感さが弱さだと勘違いしている人にぜひ読んでほしい内容です。

HSP、感覚が鋭い人のためのメンタルコントロール戦略シリーズ
・HSP、感覚が鋭い人のためのメンタルコントロール戦略 VOL.1

※この連載では、HSPのためのメンタルコントロール戦略について解説しています。続きものなのでマガジンごとの購入をおすすめしていますが、もちろんこちらの記事単品の購入だけでも大丈夫です。

HSPという特徴は決して弱点ではない

まずHSPという状態ですが、弱点だとか弱みだと思っている人が中に入るかもしれません。しかし、これは間違っています。

確かにHSPは刺激に敏感であるという特徴があり、そのせいでストレスを抱えやすかったり、多くの人ができることでも不快感が強すぎてできなかったりします。これは前回もお話しした通りです。

しかし、逆に言えば、「刺激に敏感である」ということは「感覚が鋭い」ということでもあります。ですから、私はこの連載を通して、HSPを「感覚が鋭い人」と訳しています。

それでは「感覚に鋭い」とはどういうことだと思いますか？

それはつまり、「気づきの能力や情報取得能力が人よりも遥かに高いということ」です。この能力が高いと、次のような分野で他の人たちよりも秀でることができます。

HSPの人が持っている武器 その1

HSPの人は、その感覚の鋭さから、多くの人がなかなか気づけないような細かな特徴や変化にもすぐ気づきます。この特徴のおかげで、彼らは繊細さを要求される難易度の高い仕事が得意です。

例えば、クリエイターやアーティストがそうです。彼らは細かな点にも注意を払い、納得ができる成果が出るまで粘り強く努力し続けます。感受性が豊かなのですね。これが1つ目の武器です。