仏教は生きている人のためにある
これ、多くの人が誤解していることなんです
仏教は亡くなった人を供養するためにある
確かにそういう捉え方をする、宗派もあるかもしれません
そういう側面もあるかもしれません
でも、少なくとも浄土真宗ではそうは受け取りません
仏教は「生きている人のため」にあるんです
仏教を開かれたお釈迦さんは、
人間なら必ず訪れる「生老病死」
つまり、生まれ、老い、病み、死んでいくこと
このことをどう乗り越えていくのかということに悩み、
出家して乗り越える道を求めました
そして、乗り越える道を見つけ(悟り)ました
その教えが仏教です
乗り越えるといっても、
何か超能力とか魔術とか高度な修行とかそういうもので乗り越えるのではありません
(お釈迦さんはあらゆる修行や苦行をしましたが、それでも悟れなかったんです)
どちらかというと、
考え方、視点、マインドといった言葉が近いかもしれませんが、
その考え方の転換です
それをお釈迦さんは教えられているのです。
だから、仏教は死んだ人のためにあるのではなく、
いずれ死んでいく私たちがどのように生きていくのか
そのことを教えられているのが仏教なんです
仏教が死とかかわりが深いのは、
生きている私たちが最後に迎える死、
ここをどのように受け止めるのかということが大きな問題だからです
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?