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脚本 「杏子」

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シリーズ連載の「杏子」のマガジンです。
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記事一覧

杏子(脚本)6話

杏子(脚本)6話

第6話(救世主あらわる!)

場面 車内の藤本ひとえ先生と杏子の目が合う。同時に下を向く藤本ひとえ先生。

場面1 杏子と藤本ひとえ先生が寮への道を歩いている。藤本ひとえ先生はバイクを押しながら、

場面1 杏子「ありがとうございます。でも、本当にどうしてこんな所に居たんですか?」

場面1 藤本ひとえ先生「いっ嫌、道に迷ってしまって道を流していたら、丁度その、見えたもので、それからは夢中で。」

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杏子(脚本)5話

杏子(脚本)5話

第5話(危機一髪!)

場面 杏子、突然気持ち悪くなって、口を押さえて青い顔になる

場面1 杏子「あぁー、落ち着いた。ありがとう。」

場面1 吐き気が治まり、スッキリした顔で愛を見る。

場面2 愛「靴に着いた、靴に着いた!」

場面2 杏子の吐物が跳ねて、吐物が靴に着いた。汚れた靴を拭くでもなく、ダンダンダンと地団駄ふんだ後は、全身で怒り💢をあらわすように直立する愛。

場面3 杏子「怒る

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杏子(脚本)第4話

杏子(脚本)第4話

第4話(真実の愛と男の責任?)

場面1 藤本ひとえ先生椅子から中腰で尻を浮かせながら、あわてて

場面2 立ち上がった瞬間‼️太ももをテーブルの縁にぶつけた‼️

場面3 場所が悪かった見方によっては、股間を打ったように見えるように、もん絶する藤本ひとえ先生。

場面3 杏子「大丈夫ですか?」

場面4 藤本ひとえ先生に駆けよろうとする杏子、手で静止する藤本ひとえ先生。

場面5 赤面する藤本ひ

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杏子(脚本)第3話

杏子(脚本)第3話

第3話(さえない男とファンレター)
場面1 杏子は、看護師寮の部屋で一人ひっくり返って音楽をかけたまま、音楽を聞くでもなく、開いた雑誌のページをぼんやりながめている。(部屋でかかっている音楽は、筋肉少女帯のノゾミのなくならない世界。開いた音楽情報雑誌は、ぴあ)

場面1 杏子は、雑誌ぴあのライブハウス情報ページを閉じて、もう一つの音楽雑誌ロッキンオンに手を伸ばしながら

場面1 杏子「活動休止、解

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杏子(脚本)2話目

杏子(脚本)2話目

第2話 南米行きと友情と
場面1 嵐がh&mの床を嵐が拭き掃除している

場面2 嵐の目線の先に客

場面2 嵐モノローグ 買いに来たんだから、さっさと買って帰れよ。あのカップル。いやいや、ファストファッションの店に全身ブランドファッションで来る男(ヤツ)何が目的だよ。

場面3 ぼんやりやる気なく床をみがくふりしながら客に心の中で毒づいている嵐に近づく影

場面4 バンドメンバー「ちゃ

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杏子(脚本)

杏子(脚本)

第一回
ブリリアントグリーンとLiveハウス 
場面1 杏子は、今日も梅ばあちゃんと熱帯魚水槽の前に居る。

ナレーション その頃杏子は、勤めている病院の認知症患者の梅ばあちゃんに新しい言葉を  覚えさせることに夢中になっていた。

場面1 熱帯魚水槽と大きなL字ソファーしかない、だだっ広い病院の待合室。

場面2 お昼休みの外来待合室は、車椅子に背骨を斜めに傾げて、ぐんにゃり車椅子に身をまかせた

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「杏子」企画書

「杏子」企画書

キャッチコピー

守りたい人はいますか?今、杏子の時間が愛によって動きだす。

テーマ

2人の女の子の成長小説

タイトル

杏子

あらすじ

杏子は、今日も梅ばあちゃんと熱帯魚水槽の前に居る。今日も変わらない日常が終わると思っていた。友達が押し付けたチケットでLiveハウスに行くまでは。あの子に会うまでは。今、杏子の時間が愛によって動きだす。

ストーリー

1話(ブリリアントグリーンとLi

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