チルアウト

白夜纏う 白亜の塔 に沿わせた無骨なたなごころ
馬鹿の一つ覚え流行から遅れ踏み込んだお陰である分は独占
深い夜中 足元携えた重なる波の中に溺れたい
のに、足がしっかり着いてしまう
心臓のハンモック 魂に遮光 微かな風凪ぐ日陰のよう
雑音の先端を一切入れんと下りる帳の中サイレント
腹の底に零すほど細胞に浸透する感触、沿う月光
自分と、外の間のグラデーションが溶けるよう
居心地のいい孤独

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