楽器紹介⑤
今晩和。5回目にして大詰め。
お元気ですか? キリヒラです。
今回紹介するこの機体の事になるとどうしてもセンチメンタルになってしまうんですが、、、いきましょ。
写真がないので在りもので代用。今でも最高の相棒と言えます。Atlansia(アトランシア)のSTEALTH SPECIALです。ボディカラーは細かいラメが入ったディープグリーン。材はアルダー。ネックはカナディアン・ハードメイプル。指板はエボニー。ピックアップはアクティブでAtlansiaのオリジナル2基。ブリッジもオリジナルの各弦独立型。ナット部分はコマになっていて各弦で高さ調整が可能。コントロール関係は1ボリューム、バランス、ハイ、ロー。音像は癖がなくオールジャンルOK。
Atlansiaはどこをとっても特徴的なのですが、何といってもネックが最高で、よく“丸太”と表現されていますが、言い得て妙というやつです。握りは太い?と一瞬感じるのですが不思議にフィット。ベースはネックがモノをいう、と思っている自分にとってはAtlansiaは理想のネック。極上の機体でした。
裏のステッカーはどれも思い入れがあります。この機体ではストロベリー初のツアーもしましたしレコーディングでも撮影でもバキバキ使用しました。
MV『東京グロテスク』
MV『二十一世紀狂闘旗手』
RECでは『東京グロテスク』、『ノーカルト≠ノーオカルト』、『怪帰怨幻蒐-輪廻変-』、『二十一世紀狂闘旗手』で使用。
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続けて、サブのSTEALTH Jr.。
この機体は90年代後半にSTEALTHを廉価版としてGrecoと共同でリリースされたもの。
ただし、ネックはATLANSIAのJUPITERという機体のモノに代わっています。
元のネックがダメになってしまったのでAtlansiaの林さんに相談したところ、JUPITERのネックなら手元にあってボディにも加工なしでハマるという事で交換していただきました。(感涙) このネックも最高です。
仕様は先のSTEALTHとほぼ同様なのですが、やはり廉価版という事で本家とは段違いの差を感じます。ただ当時の市場価格でSTEALTHの気分を味わえるという意味では十分なクオリティーだと思います。※私見
以上
【使用当時のこと】
第3期はストロベリー初のツアーがあったり、それまでに撒いた種が芽をだした?みたいな出来事もあったので全体の印象としては楽しかったのですが、メインのSTEALTHが無くなってからはズタボロで、一番印象に残った出来事がこの事になってしまったというか。これ以上のインパクトは正直ないです。無くなる直前に音作りの為に機材含め見直して『よっしゃ!』と思える音が出来上がった矢先の事だったのでただただ悲しかった。この1本があれば良い、くらいに思っていた機体でもあったので尚更。その確信をもてた音を共犯者(お客さま)に体感してもらいたかったです。
それにしても本番前のメイク半分状態で真冬の野外現場検証は辛かった!
このあと、しばらくというか結構長い期間、全然しっくりこないというか、音への未練が凄かった。情けないけど、なかなか切り替えが出来なかったので、リハなんかは特に憂鬱でしかなかったです。(笑)
でも、SNSを介して沢山の人が情報拡散や励みになる言葉をかけてくださったり、楽器屋さんに足を運んでくださったりと協力してくださった事が本当に嬉しく有難かったです。いまだに気にかけてくださる人もいて感謝しています。あとライブ毎で会える共犯者さん達がめちゃくちゃ励みになりました。お蔭様です!!
現在も探していて未だ見つかってはいませんが、どこかでステイホームしてるのかなぁ、、、と思ったりしながら、希望は捨てず気長に御帰還をお待ちしてます!
今回は湿っぽい感じになってごめんなさい。読んでくれて感謝です。
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