田舎のおじいちゃんと小学生のぼく episode1
小学生のころ。
朝の4時25分、フッと目が覚めた。いつもは寝ているはずの時間。
障子からの光が、かすかに静かに差し込んでいた。
電話がなった。
いつの間にか電話に出ていた母は、父の声にうなずいているだけだった。
そして電話を切り、淡々と静かな声でいった。
「おじいちゃん亡くなったって」
ぼくはなんとなく予想できていた。
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小学生のころ。
朝の4時25分、フッと目が覚めた。いつもは寝ているはずの時間。
障子からの光が、かすかに静かに差し込んでいた。
電話がなった。
いつの間にか電話に出ていた母は、父の声にうなずいているだけだった。
そして電話を切り、淡々と静かな声でいった。
「おじいちゃん亡くなったって」
ぼくはなんとなく予想できていた。
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