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広告の魔術を読みましたヨ

コピーライティングの伝説的巨匠の名著を一挙紹介。
そんな感じの本でした。

紹介されている本の中には

  • 「読みたいな」とは思っていたものの、価格が高額すぎて手に入らなかった

  • 絶版になっていて手に入る手段もない

  • 手元にあるけど分厚すぎて再読がめんどくさい

ものも多くて「辞書的に使えるし再読もしやすいな」という感想を持ちました。
辞書一冊買ったと思えば、かなり安い買い物だったんじゃないかと思ってます。

戦う時代とフィールドが違うだけで大事なことは一緒

先人たちの偉大なお話と心掛けてきたことが一挙に読める本だったわけですが、「戦う時代とフィールドは違うけど、大切なことはいつも変わらないんだな」と感じました(月並)

例えばこんなことです。

  • 読者のことを考えること

  • 下調べは十分過ぎるほどやること

  • 学問と一緒で近道はないと覚悟すること

  • 独りよがりなコピーは書かないこと

  • 恐怖などのネガティブを与えたときは解決策も示すこと など

小手先のテクニックでどうにかと思ってしまったら再読したい

自分の技術に自信がなくなると、ついついノウハウ本を買って読んで「知ってるよそんなこと」と言いながら、何がしかの安心感を得てしまうものですが…。

そういう状態になったら、パラパラとめくって「ああ、そうだった。王道なんてものはないんだ。常に泥臭くだ」と思い出すために使いたい本でした。

一番グッときた言葉はこれです

読んでいて一番グッときた言葉は、26ページに書いてあったホプキンスのこれでした。

広告は1つ1つがセールスマンであり、雇っているセールスマンの成功率を比較するのと同様に、広告レスポンス率を比較してコストと結果に責任を持たせるべきである

広告の魔術

書きっぱなしでKPIやOKRはほったらかしになりがちなWebライティングですが、「数値で管理して結果に責任を持つ」を意識して書くとダレた文章を書かなくなります(私もそんな一人)

納品して終わり。ではなくきっちり成果を出していかねばなどと思いながら読了したのでした。

Kindle版がないのがとっても残念なんですが、あちこちで出版されている「海外巨匠の広告ライティングの教本」を買い漁るより、ずーっとコスパいいと思います。

おすすめです。


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