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のんびり 長閑な小春日和

「今日は 本当に いい天気だねー。」
「青空で ポカポカしていて心地いいね。」
「小春日和だ!」

こざるカフェは、のんびり長閑に 昼下がりです。

「そうだ、今日みたいな、こういう日を小春日和っていうんだね。」
「うん、冬の季語なんだよね。」
「秋じゃなくて、冬の季語なんだ。」
「陰暦だと、今の10月から12月が冬なんだよ。」

今日は朝から気持ちのいい青空が広がって、穏やかな天気です。
予報では北風が強く吹くとのことでしたが、風もなく、ポカポカしています。

「そろそろクリスマスカードの準備をしようよ。」
「そうだね、11月になったと思ったら、もう12日だもんね。」

こざる達は、りこちゃんの昔からの友人に、毎年、クリスマスカードを出しています。

年をとると、特に理由がなくても、寂しさを感じる傾向があります。
それで、明るく楽しいクリスマスカードをもらうと、とっても嬉しくなるのです。

「シックで洒落たカードよりも、可愛くて楽しいカードの方が喜ばれるんだよ。」
「大人っぽいシンプルなデザインのものよりも、可愛いものがいいんだ。」

そうなんです。
可愛いものがいいのです。

「じゃあ おやつ食べたら、ちょっとお店にカードを見に行って来ようかな。」
こざるちゃんが言います。
「そうだね、いいのがあったら買ってきてよ。」
「うん。」

クリスマスカードは、もらうと嬉しいですが、送るのも とても嬉しいのです。

「選ぶのも 楽しくてワクワクするんだよね。」
皆、うんうん頷きます。

送る人を思い浮かべて、カードを選んで、書いて….この時間、作業が とても楽しいのです。

ラジオから、今日の穏やかな晴天のような歌が流れてきます。

「風の匂いもいつしか 秋のものになってた
カーディガン着た君の 背中見てそう思う」

Mr.Childrenの『秋がくれた切符』です。

こざる達も一緒に歌います。

「公園の緑は その葉落としはじめて
カバンの中に一枚そっと着地した」

「りこちゃんに、もうすぐ おやつだよって言ってくるね!」

こざるちゃんが歌いながら、りこちゃんの部屋へ向かいます。

「神様が僕らにくれた何かの切符みたいだ
でも どこへ行けというんだろう この葉眺めて思う」

「りこちゃーん、もうすぐ おやつだよ。今日は りこちゃんの大好きな豆大福だよ!
一緒に食べよう!」

こざるカフェは、今日も ゆっくりゆっくり
のんびり 穏やかに時間が流れていきます。

読んで下さって、どうもありがとうございます。
クリスマスは、まだと思っていても、きっとあっという間にやってきます!
よい毎日でありますように (^_^)

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