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ドーナツで 小さなお店を応援

「わー、美味しそう!」
「なんか昔懐かしいね。」
「子供の頃の素朴なドーナツみたいだよ。」
皆、うんうん頷きます。

「駅の向こうに、とっても美味しい和食屋さんがあって、小さいんだけど地元の人達で賑わっていて、
特に豆腐料理が美味しいんだ。」
「実家がお豆腐屋さんなんだよね。」
「以前、りこちゃんと 僕たちで、よく食べに行ってたんだ。」

特に凝った料理はなく、どれも基本的なものですが、
とっても美味しくて、皆で よく行っていました。

「お店の雰囲気も、とってもいいんだよね。」
「お店の人達、すごく優しいんだ。」
「そんなに喋らないんだけど、優しい空気が伝わってくるんだよね。」
皆、うんうん頷きます。

「それで、今、こんな状況で、店内での飲食は止めて、お弁当を売っているんだよ。」
「じゃあ お弁当、買って来よう!って買いに行ったんだけど、もう売り切れていたんだ。」

とても人気なようで、すぐに売り切れてしまうようです。

「それに、そんなに大量に作ることができないから、とても丁寧にきちんと作っているから。」

小さなお店ですから、作ることが出来る数量も限られています。

「僕たちが行った時は、もうお弁当はなくて、
そしたら、ドーナツがあったんだ!」
「豆腐ドーナツだよ!」
「おからが入っていて、栄養満点だよ!」

そんなわけで、今日のおやつは、この豆腐ドーナツです。

「嬉しいなぁ。」

ラジオから、明るく楽しくリズミカルな歌が聴こえてきます。

「川沿いの道に咲いてたよ マーガレット
笑いかけて 自転車こいでる きみの肩ごしに
今日見つけた春」

松任谷由実の『まずはどこへ行こう』です。

こざる達もリズムに乗って、一緒に歌います。

「はじめて映画に つれてってくれた 兄きみたい
生意気なカーディガン きみとお揃いの
クリームソーダたのもう
なにげない 風に目を細め
la, la, きみの髪が 近くでなびいてる
もどらない 季節の速さで
ゆっくりと 走ろう」

「じゃあ、りこちゃんに、おやつ食べようって言ってくる!」
こざるちゃんが、歌いながら りこちゃんの部屋に向かいます。

「はじめての街に 虹がかかって
むかえてるよ 素敵なチャンスをいっしょにつかもう
帰りは雨でも」

「りこちゃーん、そろそろおやつの時間だよ!
今日は 駅向こうの和食屋さんで豆腐ドーナツ買ってきたよ! 皆で一緒に食べよう! 」

「はるばると ペダルを回せば
la, la, きみの声が 近くに聞こえてる
絵のように 過ぎてく景色を
まずはどこへ行こう
la, la, la,・・・・・ まずはどこへいこう」

こざるカフェは、今日も ゆっくりゆっくり
のんびり 穏やかに時間が流れていきます。

読んで下さって、どうもありがとうございます。
小さなお店も必死で頑張っています。
よい毎日でありますように(^_^)

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