皆さんに考えて欲しい性自認、セクシュアリティのこと
性自認について、これまで私自身のことはお話ししてきました。
ですが、皆さんにも性自認について考えて欲しいと思いました。
何故、こんなことを思ったのかというと、それは、ABEMA Prime の中で、お風呂問題からトランスジェンダー女性に対して、シスジェンダー女性が恐怖を感じるなどといったことが議論されていました。
その事から、私自身の性自認などを今一度お話しつつ、皆さんにも性自認について考えて欲しいなって思いましたので、この記事を読んで、改めてご自身の性自認について考えていただければと思います。
性自認やセクシュアリティ
私の自認する性別は、
ジェンダーフルイド
です。
そして、セクシュアリティは、
マロマンティック マロセクシュアル クォイロマンティック リスセクシュアル
です。
詳しい説明については、下記リンクを参照して下さい。
性自認とは、自分が認識している性別になります。
なので、私の場合は、第三の性にあたる
ジェンダーフルイド
が自分で認識している性別 = 性自認になります。
何故、この性自認に行き着いたのかというと、
男性だと決めつけられる
男性だと認識される
と、いったことが負担になり、ストレスだと感じていたことに気付いたからです。
私も以前は、シスジェンダー男性だと思っていた時期がありました。
ですが、男性であると決めつけられたり、思われていることに、ストレスを感じていたんだと思うようになりました。
そして、鬱になってしまったりしていたんだと、いうことに気付いたのです。
なので、自分の性別を自認するタイミングは、人それぞれなのです。
また、以前はゲイだと思っていたのですが、よくよく考えていくと、
セックスが苦手だった
友情と恋愛感情の違いがわからない
ということにも気付いたんで、セクシュアリティも変わってしまったのです。
これはあくまでも私の場合なのですが、人によってはゲイだと思っていたけど、
トランスジェンダーのヘテロセクシュアル
ノンバイナリーのマロマンティック マロセクシュアル
だと気付いたりするケースもあります。
私の場合、性自認に関して特殊なケースかなって思います。
と、いうのも、
シスジェンダー → ノンバイナリー → ジェンダークイア → ジェンダーフルイド
と、なっているからです。
シスジェンダーの人たちの性自認やセクシュアリティ
シスジェンダーの方々の性自認は多くの場合、自分の性自認に疑問を感じることもなく、自分の性別を外見からの認識とズレることなく認識しています。
また、ヘテロセクシュアル(異性愛者)の方々は、恋愛対象について考えることがなく、そのまま受け入れルことができているということになります。
なので、性自認やセクシュアリティについて、考えてこなかったし、考える機械がなかったってのが本音かもしれません。
LGBTQ+の人たちの性自認やセクシュアリティ
LGBTQ+の方の性自認やセクシュアリティは、
人と違う
異性に対して興味がない
体と心の性別が違う
などの違和感を多くの場合、10代の頃に経験します。
そこで、初めて
セクシュアリティ
ジェンダー
セクシュアリティとジェンダー
のどれかについて悩み、考えるようになります。
そして、悩み、考えた答えとして、
ゲイ
レズビアン
トランスジェンダー
アセクシュアル
リスセクシュアル
クォイロマンティック
などのセクシュアリティやジェンダーだと気付くのです。
なので、性自認対して違和感のなかった人・・・いわゆるシスジェンダーの方々は、
トランスジェンダー
第三の性(Xジェンダー、ノンバイナリー、ジェンダークイア、ジェンダーフルイド、アジェンダーなど)
の人たちの気持ちが理解できないことがあるのです。
そこで、皆さんにお願いしたいのが、LGBTQ+なんだから、セクシュアルマイノリティのことがわかるだろうとは思わないで欲しいということです。
ゲイの人は、
バイセクシュアル
パンセクシュアル
トランスジェンダー
Q+
のことは理解できない場合があります。
つまり、LGBTQ+は総称であって、同じコミュニティを形成していないのです。
ここは覚えておいて下さい。
性自認を証明するもの
性自認を証明するものはありません。
トランスジェンダーで性別移行が完了した人は、
パスポート
保険証
で性別を確認することは可能です。
ですが、自認する性別を確認するものはありません。
なので、巷で騒がれている
トイレ
お風呂
更衣室
については、性自認に関係なく、各施設の定めに従うしかないと思います。
それでも性自認の証明を求めるのであれば、証明を求める方々が作られてはいかかがでしょうか。
それができないのであれば、性自認の証明を求めるべきでないと思います。
また、LGBTQ+・・・特にシスジェンダーでないLGBTQ+の人たちに対して、我慢するのは当然と思わないで下さい。
セクシュアリティ、性自認の問題以前に人としてどうかということを問われているのであって、
シスジェンダーだから偉い
性別があるから偉い
女性の権利を認めた先にトランスジェンダーの権利がある
シスジェンダーでなければ、体と心の性別が違う人を認めるべきではない
などと、言って差別、攻撃をしないで下さい。
これまで、シスジェンダーの異性愛者の人たちは性自認、セクシュアリティについて考えてきませんでした。
また、シスジェンダーのLGBQ+の人たちは、性自認について考えてきませんでした。
同性婚や別姓婚を含む結婚制度、家族制度について、議論されている今だからこそ、自分自身の性自認、セクシュアリティについて考えてみる機会になっているのではないでしょうか。
怖いから排除したい
自分たちの権利を守るためにマイノリティを排除しても良い
などと、決して考えないようにして下さい。
あなた方の無責任な行動の影で、傷つく人は必ずいます。
そして、あなた方の無責任な行動は、いずれあなた方に戻ってきます。
そのときは、誰も助けてくれません。
なので、自分の撒いた種は、自分で刈り取らなければいけなくなると、いうことを覚えておいて下さい。
まとめ
皆さんに考えて欲しい性自認、セクシュアリティのことと、いう内容でお話させていただきました。
皆さんに覚えておいて欲しいことは、
シスジェンダーの人は、性自認について考えたことがない
セクシュアリティがマイノリティの人は、セクシュアリティについて考えたことがある
LGBTQ+だからといって、お互いのジェンダーやセクシュアリティを理解できているわけではない
性自認、セクシュアリティは人の数だけある
性自認を証明するものはない
性自認を証明するものを当事者に求めるのであれば、証明を求める側が作るしかない
ということです。
なので、シスジェンダーのヘテロセクシュアルの方々は、これを機会に自分の性自認、セクシュアリティについて、考えてみるのもLGBTQ+の人たちの理解になるのではないでしょうか。
それでは、今回はここまでにしたいと思います。
皆さんのLGBTQ+理解の参考になればと思います。
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