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【読書「最高の休息法」】なぜ瞑想は効果があるのか?

はじめに

近年、世の中で注目を浴び始めている瞑想(Meditation)だが、今回はその瞑想がなぜ集中力UPやストレス体勢UPなどの効果があるのかについてまとめていきます。参考にしたのは「最高の休息法」という著書からです。具体的な瞑想の方法と効果についてはこちらを参照してみて下さい!

脳は何もしなくても勝手に消耗していく

脳の消費エネルギーの60~80%はDMN(Default Mode Network)という脳回路に使われているといわれています。DMNでは脳が意識的な活動をしていないときに働き、脳がこれまでに記憶した内容から何かしらの問題を解いたり、整理したりしています。

DMNでは決して無駄なことをしているという訳ではないのですが、この働きが活発になりすぎると次々に雑念が生まれ、脳が休む間もなく疲れ切ってしまう、ということです。

そしてこのDMNの働きを和らげる効果があるのが瞑想になります。瞑想を行うことで脳のDMNに対する消費エネルギーを抑え、その分自分のしたいことに対して集中できるということになります。

睡眠改善に一役買っている

筆者は日々の集中力UPやストレス体勢UPに最も効果があるのが、良質な睡眠をとることだと考えています。物事に集中したり、ストレスに反応すると脳に疲労物質が蓄積されます。そして、この疲労物質を取り除くのが睡眠であり、如何に良質な睡眠を取るのかが鍵になります。

瞑想を行うことで、前述DMNの働きを抑えることにより睡眠体勢に入った時に雑念を生まれ難くします。そのため、睡眠をとることに集中でき、結果として良質な睡眠につながるからだ、と言われています。

理性と本能のバランスを整える

脳を単純化して考えると理性を司る前頭葉と、感情や本能を司る扁桃体によって構成されます。通常はこの前頭葉(理性)が扁桃体(感情や本能)の活動を抑制するため、いわゆる理性を保って行動することができるのです。

しかし、強いストレス刺激などにより、前頭葉が扁桃体の活動を抑制できなくなると、その影響が過呼吸や動機といった身体的な症状となって現れます。

瞑想を続けると、前頭葉が扁桃体を抑制する上下関係から、対等な関係と変わっていきます。そして、ストレスの捉え方自体を変わり、ストレスに対して2つが上手く調和して対処することでできるようになる、と言われています。

おわりに

以上、瞑想の効果の仕組みについて紹介させていただきました。

瞑想は脳の筋トレと言われており、身体を同じように継続することに意味があります。心に作用するものだと、身体と違ってその効果を実感することが難しいかもしれません。時間が経ってから今の自分を過去の自分と比較しみたり、何かしらのデータを取ったりするのも良いかもしれません!

ぜひ興味をお持ちになったらやって見て下さい!


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