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12年前、埼玉の3.11(1300文字)

kasumiさんの 記事を見て
たくさんの人 それぞれの3.11があると 改めて思わされました。 

埼玉?何か被害あったの?と思われるかもしれませんね

屋根が同じ向きの家は 20軒程に1軒は 瓦が全部落ちてました。
借りてた家が壊れ 住めなくなり 引っ越した方もおられました。

当時 私は診療所の受付の仕事をしていて 午後の診療前に 患者さんがちらほら来院してるさ中の地震。

高齢女性がトイレ(タイル張りの壁)に入っていたので 受付を出て 女性を待合室中央へと連れて来た。

どんどん強くなる揺れ。
ワイヤーで飾られてた写真数個が ブンブン暴れる恐怖。 ワイヤーが切れた時 患者さんに当たる事がない様に 盾になろうと決める。
ポンコツ看護師が自分の身を守りながら「外に出た方がいいんじゃない!」と泣きそうになりながら叫ぶ。
「出ちゃダメ!絶対に出ないで!」と私
病院は鉄骨コンクリート造り。ここが一番安全だ。
病院の玄関を出るとお隣に家がある。
この揺れだと瓦は落ちずに 飛んでくるかもしれない。

こんな時に 人間の性格って出るな。。と いる人の様子を見てしまった私。
自分の身だけ守ってるポンコツ看護師もそうだけど 親子で来てた患者さんは 高齢親も子も お互いを見る事も心配する事すらしない。

やっと揺れが収まった時 受付は。
何台かあるPC、プリンターなどは 落ち、倒れ、別の場所に飛んでいた。
人力で動かす事が不可能の大きなカルテの棚は たぶん 1t近いと思うけど それが 10センチ以上移動してて 130㎝以上の 高さある大きな金庫は 数十cm移動

そんな状態でも 鉄筋コンクリートの建物だった為 揺れは感じない方だったと思っている。

家に帰り息子と話す。
大きなスピーカーが2つ倒れて壊れたと。
隣のコンビニ駐車場には 帰宅途中の女子高生が大勢いて しゃがみ、泣き叫んでいたのを見て この世の終わりかの様な恐怖が沸いたと。

その後 色んな物が店頭から消えました。
東北方面と縁のある人が 送ろうと買い込み、無くなりそうだから買い込んでいる人 様々。
お店から色んな物が 不足し始めたこの時に 日本の野菜の 物流が変わったと思っています。
それまで見る事が無かった 九州の野菜が 店頭に並び始めました。

その頃私は ゲーム内で各地の人と友達になっていて

1人は北九州。
有難い事に 不足して困ってる物を 送って来てくれました。

もう一人は愛知。
彼女は 行列のできるビュッフェのお店をやっていたけれど 食材が手に入らなくなり お店を閉めた。

もう一人は千葉。
成田空港関係の バスの会社を立ち上げたばかり。 仕事が無くなり 仕事を求めて大阪へ。

もう一人は 仙台。
被害は少なかったそうだけど その後 連絡が取れていない。

もう一人は 国の中枢で忙しくしてたはず。

たくさんの人の人生を変えた災害。
それに伴う風評被害。 本当ではない 噂話。
ネトフリの「未解決ミステリー」の「津波にさらわれた魂」など 海外の人には理解されないであろう 日本人だけが理解できる話

心ある人が 本当の情報を伝えていって欲しいな
と つくづく思います。

皆さん、それぞれの あの時の話を記事にしてみませんか?
体験談、情報は いつか他の人の役に立つはずです。

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