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私にはカンケーないはずの「共依存」パート1

「こんな汚くて暗い子、私の子じゃない」

先輩カウンセラーの愛ちゃん https://www.instagram.com/s_love.3/ にエンプティチェアをしてもらった。

今、日本への一時帰国を検討している。きっかけはビリーフリセットカウンセリングをさらに極めるため。

それにあたり母との息苦しい生活や関係をどうしたら改善できるか、避けて通ってきた道だけど、いよいよ向き合わなければならない時が来たからだ。

愛ちゃんは「エンプティチェア」がいいんじゃない?と勧めてくれた。
エンプティチェアとはカラの椅子を使って、対象人、モノ、コト、病気などと向き合い、対話するゲシュタルト療法の代表的な手法だ。

【9歳の頃の自分と、当時36歳だった母との対話】

まず、当たり前だけど、当時の母の年齢におどろいた。36歳って言ったら遊びたい盛りの女盛りじゃないか!

そんな驚きを脇に、まずは母の席に座ってみる。

「こんな汚くて暗い子、私の子じゃない」「陰気臭い」「ブサイク」

次から次に出てくる、ディスりワード。よくもまぁ、ここまで自分の子供のことをけちょんけちょんに言えるもんだ、と驚いた。(注:この言葉はあくまでも私から出てきた言葉で実際、母がそう言ったかどうかはわからない)

次に9歳の自分の椅子に座ってみる。

何も感じない。ただ母に少し背を向け、背を丸め、息をひそめ、ただ嵐が去るのを待っているような感覚。

誤解を恐れず言うが、私の家族は世間から見たら、五体満足。両親仲良く健在。働き者のお気楽な明るい父に、人付き合いと料理のうまい専業主婦の美人母。子供は計画的に3人いて兄弟仲も良く、申し分のない家族だ。

だから全く気づかなかった。
というか、気づいちゃいけなかった。

そんな何不自由ない家族や母に私は「不満」があってはいけなかったのだ。

次に出てきた言葉は
「こわい顔で怒鳴らないで!」
「もう叩かないで!」

恐怖が心を埋め尽くし、嗚咽する9歳の私と今の私がいた。


「ママが独りでかわいそう」

セッションを進めながら、本当は母にどうして欲しかったか、という気持ちを探していった。そうすることで、当時の未完了の感情をあたためて、癒していく。

「もっと話を聞いて」
「怒ってイライラしてないで、もっと楽しくして」
「友達とばかり話してないで、もっとこっちにきて」

何かのタイミングで愛ちゃんに
「もっと好きにすればいいんじゃない?」
的なことを聞かれた。
日本に帰っても、実家に帰ることないんじゃない?と。

そこで出てきた言葉が、
「そんなことしたらママがかわいそう」
「日本に帰ってるのに、一緒にいなかったらママがかわいそう」
「海外なら仕方ないけど、ママが独りでいるのはかわいそう」
「ママは難聴で心臓も悪いから、そんなママを独りにするなんてできない。独りでかわいそうじゃん」

「かわいそう」祭りである。

この感情は私の中で日常的に湧き上がってくる。
”カワイソウな○○”シリーズ。
始まりは母との関係だったんだ。。。そっかぁ〜。

壮大なセッションも幕を閉じ、〆で愛ちゃんが放った言葉は

「こゆきちゃん、お母さんと共依存してるね。
そりゃ生きにくいし、息苦しいよね」

。。。。は?誰が誰と共依存って???
共依存って、冬彦サンとかマザコン系の人がなるやつで、
私なんて「親いるの?」って何度も聞かれたくらい放任主義で
一人暮らしも長いし、親に構ってもらえなかった野生児なんだけど。
私がママと共依存??

ウソでしょーーーーー!!!!!
ないないナイナイないないナイナイ!

愛ちゃんの丁寧な説明の後の私の理解はこう。

共依存って人との感情の境界線がうまく引けてないこと。

だから母が私の心の本丸にガンガン入り込んできて
母の感情爆弾をモロ直撃で爆撃受けてて血まみれに傷ついてた。

でも痛みを感じると生きていけないから
自分の感情の痛みや感覚にフタをして生きてきた。
そうしていないとその時のその場で生きていけなかったから。

彼女も同じだったからよくわかるんだそう。

そう言われてみれば、私は親しい人が機嫌悪そうにしてると
ドキドキするし、なんかやったかな?嫌われたかな?
怒ってるのかな?って動悸息切れがひどくなる。

でも、それは(なぜか)バレてはいけないことなので、平然を装っている。
が、内心は超高層ビルの間をロープ一本で
グラグラ綱渡りしてるような感覚。

究極に緊迫してる状態。

そしてひとたび、その人が普通に話したり、笑顔になったりすると
一気に緊張が解け、同時に恐ろしいほどの疲労度に襲われる。

日々のアップダウンが激しすぎてメンタルがひどく疲弊する。

人とあまり近く長時間過ごすことが苦手。
だってこんなの1日に何回も繰り返されたら身が持たない。
こう言う感覚の人、多いんじゃないかな。

参考の愛ちゃんのブログ。


新たな発見のあった母との「共依存」。

この心の奥の場所にまた光を当てて、閉じた箱のヒモを解いて、
心に羽を生やして、ふわっと軽く生きていきたい。

追記:
愛ちゃん がっつりセッションありがとうございました。
またよろしくお願いします。


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