漆黒の闇とラズベリーの芳香を想う 宇宙に漂う甘い香り
私は子どもの頃から宇宙の話が好きだ。宇宙の話というのは、ちょっとした蘊蓄みたいなものとか、ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた何億光年も離れたなんとか星雲の姿とか、そういう話。
難しいことはわからなくてもワクワクするし、いつもそれはあっさり自分の想像と予想を超え、そんなことがあるのか、と驚かせてくれる、だから好きだ。
宇宙はワクワクする感覚を私に与えてくれる一方、映像で見る暗闇や途方もない広さは、もぞもぞと落ち着かない気持ちも呼び起こす。ただ怖いというのではちょっと説明のつか