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【最終回】付き合ってからその後

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大切なことなのでもう一度言う。
婚活アプリを飽きるほどやった人は、このすごさを分かってくれると思う。
こんなに好感触を得たことなんて、一度たりともなかったし、少し楽しかったかな、と思ったらなし崩しにヤろうとしてきて、適当に躱して逃げ帰るのが【お決まり】なのだから。
むしろ終電で帰されたことにぽかんとしてしまう。


そしてこれも大切なことなので聞いてほしい。

「ちゃんとした男は、なし崩しにヤろうとしてこーへんからな!!!」


付き合ってから1回目のデートで初々しく初キッス、その数回あとに初ちょめちょめ…という誠実さである。
正直、この年で付き合ってから1ヶ月も手を出されなくて、こちらが少々不安になったくらいだ。


なお、後日談ではあるが、私が【7】と書くのは自由だが、ゴリラ氏が私に連絡を取ることは、勝手にしていい問題ではない。
なぜなら私が結婚相談所の見込み客といえる立場だからだ。
そこはきちんと結婚相談所の担当者と社長に許可をもらったそうだ。
最初から私のことは見込み客と思っていた人はいなかったようだが、それでもきちんと筋を通した経緯を聞いて、なおさら信頼感が増した。


さらに後日談となるが、駆け出し自営業で28歳だと、早期結婚を半ばあきらめていた私だったが、彼は、付き合って1年後に同棲を提案してくれ、実行したし、付き合って2年後の誕生日にプロポーズをしてくれ、その数か月後の付き合って3年目の日に入籍した。

当初、恋愛か結婚かで迷っていたが、最高の形で叶ったのである。
本当に付き合ってから結婚し、今に至るまで、特に事件も起こらず、心穏やかに過ごしてきた。

これは婚活事情として綴るより、もはや仲良しの秘訣として、別の記事を立てて惚気ていこうと思う。


私の親もゴリラ氏に対して全幅の信頼を寄せてくれ、【娘をもらってくれた神様のようなゴリラ】だと絶賛している。
うちの親・祖父母・弟と温泉旅行に行く際も、喜んでついてきてくれた。
ついてきてくれたどころか、運転して連れていってくれた。


入籍後に挙げた結婚式でも、式準備から頼りがいの権化のようだった。
ドレスを着ることと、花嫁の手紙を渋っていた私に、
「結婚式は親に感謝するためにあるんやから、やった方がいい」
と根気強く諭してくれ、決心がついたし、
実際、本当に結婚式を挙げて本当に良かったと思っている。

式当日、ファーストミートで先に泣いたのはゴリラだったし、
花嫁の手紙では、マイクを私に向けながら号泣していたのもゴリラだった。
なんて情に厚い、熱い、優しい男なのか(ついでに胸板も厚い)。
ゴリラが号泣したおかげで、私は終始笑って過ごすことができた。
花嫁らしからぬ大口をあけて笑っている写真が7割にのぼる。
後は料理を残さずおいしそうに食べている顔と、
カメラマンから「飾る用のおすましショットを」と言われた顔。
結局家に飾っているのは破顔大笑のショットだ。
(おすましショットは気恥ずかしい)

結婚式のことはまた別の記事で書いていきたいと思う。


もはや最初の【上品な大人のお姉さん】は存在しない。
【無邪気な子ども】である。
私を【無邪気な子ども】で居させてくれるゴリラの器の広さだ。
本当に年下か?現在31歳となったゴリラだが、仙人のようだ。


似たようなことではあるが、何度も言う。

ちゃんとした男は、ちゃんとおるから!!
焦ってしょーもない男で妥協せんでいいから!!


この世のすべての婚活女子が、最高のパートナーに出会えますように。


マガジン【20代後半からの婚活事情】

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