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桜の開花とセルフプロデュース

東京では桜が満開になりました。
私は「こぼれ桜」というタイトルでオリジナル曲の詞を書きましたが、まさに今がそう。
「こぼれ桜」は、こぼれんばかりに咲き誇る満開の桜の様子を表した言葉。

咲いて間もない桜のことを「初桜(はつざくら)」と言ったり、桜の花がたくさん咲いている様子を「桜雲(おううん)」と言ったり。
咲いている花だけではなく、日本語で表わすニュアンスというものは美しいです。
 
桜が咲くと気分までも楽しくなってきますが、この「たのしい」も「楽しい」と「愉しい」がありますね。
今は「楽しい」を使うことの方が多いと思いますが、ふたつにはちょっとした違いがあります。
 
「楽しい」は、既に存在するものや与えられたもので得られます。
ある状態や持続的な行為によって快く気持ちが満たされるというときに使われます。「お花見に行くのは楽しい」というのは、この「楽しい」です。
 
もう一つの「愉しい」は、自分自身の気持ちや想いから生まれることで得られます。
 
既にあるものに対してではなく、自分の気持ち、意識、考え方、捉え方で感じる意味合いが強くなります。
「人生が楽しい」という時、意味から考えれば「人生は愉しい」ということになると思います。
 
人生を楽しんでいる人は、自分独自の哲学を持っていて、自分の意識や感情を上手く活かしているので、この「楽しい」が「愉しい」である場合が多いのです。
 
言い換えれば、「愉しい」は自分でいかようにもできるわけです。
だから私は「愉しい」を使ってこう言っています。
 
「今を愉しんで自分の花を咲かせる」
 
「今を愉しんで自分の花を咲かせる」ための方法、言い換えるなら「自分を整える方法」が、セルフプロデュースだと思っています。
 
今の時代には「漠然とした不安」というものが付きまといます。
「この先何十年もこのままでいいのか…」
 
会社員やフリーランスの方であれば、自分のこれからに自信を持って、可能性を仕事に活かしたいと考えるでしょう。
 
「自分のやりたいことは間違ってないはず…」
起業家やご自身で会社経営をされている方であれば、自分の信念を持って、自分として明確な強いメッセージを発していきたいと考えるでしょう。
 
「どうして意欲がないのか…」
社員を抱えている方であれば、社員には自分の力を発揮して自律的に仕事に取り組んでほしいと考えるでしょう。
 
どんな職業、どんな立場であったとしても、自分の力で「愉しい」にすることはできます。
だから、セルフプロデュースという方法を知っていただきたいです!


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