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普通という思い込みの塊

Kさんへ

ここ数年でしょうか。普通という言葉の意味がよくわからなくなりました。

というのは、普通とは具体的に何を指しているのか、というと意外とあやふやなことが多いのです。ある人は「多数、マジョリティのこと。多数が正しいし」と言いました。

それはまあ、統計的な意味合いでいえばそうですね。

でも、私は私自身に統計的な情報が全て当てはまるわけではないことを思い出します。常に多数の人が支持する方向へ人生が向かうのであれば、私もあなたもきっと、ここでこうしてはいません。

大学をやめ、東京に出て、成功と失敗を経験する。おそらく、統計的に見ればマイノリティです。

「常識とは十八歳までに身につけた偏見のコレクションのことをいう」
「人生を楽しむ秘訣は普通にこだわらないこと。普通と言われる人生を送る人間なんて、一人としていやしない。いたらお目にかかりたいものだ 。」

- アルベルト・アインシュタイン -

常識や普通という言葉の裏には、思い込みが染み込まれています。たまたま、『結婚相手に求める普通の条件』をみましたが、全ての条件に当てはまる人は統計的にマイノリティでしょう。人を多方面から評価する時に、普通という言葉は全く適しませんね。

私も、普通や常識にとらわれていることがあります。そんな時には、アインシュタインの言葉を思い出します。

普通なんて、よくわからない、です。

それでいいですよね。

それでは。

切手に