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幸せすぎると不安になるのはなぜ?

今年に入ってから何もかもが順調である。
この前見た占い番組でちょっとしたことがきっかけで親友と5年間絶縁になっていた友人同士が久々に連絡を取って再会したという番組を見た。

そういえばわたしもそんなことがあったな。
その時は仕事もプライベートもボロボロで、ふとしたきっかけでお互い感情的になってしまって、その子のことを傷つけてしまった。

高校の頃から仲が良くて、青春はずっとそのこと二人で過ごした。

バイト先の好きな先輩の話とか、担任の話が長いとか、加藤ミリヤのおすすめの曲とか、東京もその子に教えてもらったし、その子の結婚式でも友人代表でスピーチをした。


そんなに永遠に崩れないと思っていた関係を自分の感情でぶち壊してしまう時が来るなんて。
信じたくなかったししばらく受け入れられなかった。

わたしはふとした瞬間に何かを全部リセットしたくなる時がある。

幸せでいることを継続し続けるのが怖いのも何か理由があるのかもしれない。

今の彼氏に出会ってから、本当に愛おしすぎて、好きって感情が抑えきれなくて号泣することがあるんだけどそれってどういう感情なんだろ。

失うのが怖いのかもしれない。
わたしは小さい頃から母子家庭で育ったから
父性というものが著しく欠如していると思う。

甘えるのも苦手だし、どう甘えていいかわからないし、お父さん像がわからないから、やたらと男性に求める理想が高くなる。

異性と永遠の関係性を構築するってしたことないし無償の愛を母からも父からも受けた思い出がないから、きっとどこかで自分の心の中にぽっかり穴が空いてしまってるのかもしれない。

そんな気持ちを少しずつ埋めてくれる人に出会えたことに本当に感謝してるし、31歳になってもその孤独感とか自己肯定感の低さに驚く瞬間がある。


最近、改めて仁村ヒトシさんの『なぜ、あなたは愛してくれない人を好きになるのか?』を読んで改めて自分の心の穴の大きさに気づくことができた。そして、今の彼も種類は違うが同じくらいの大きさの穴を持っているかもしれない。

けれどお互いに全く真逆の人間であることを不思議と超ナチュラルに受け入れられる。

はじめての感覚だ。

なんかもう、一人の男性としてじゃなくて、一つの生命体として彼のことが大好きなのである。なんなんだろうこの感情。この前そう伝えたら爆笑された。笑

今の彼はとにかく仕事が忙しい人なんだけど、それでも自分のことを大切にしてくれている実感をすごく感じるのは、多分すごく不器用である人間であることを自身が理解できているから。なんか阿吽の呼吸みたいな感覚がある。

大学生の時に付き合っていた生涯で一番好きだった彼も忙しい人だったし、好きすぎて辛すぎて謎に自分から別れを切り出したが、31歳になったわたしはそれなりに仕事もプライベートも充実してるし、それなりに自己肯定感をゲットしたので前よりも、相手を信じることができるようになった。

よく恋愛本や婚活本の類で表現されている『愛され体質』の正体は、相手に愛されてなるのではなく、自分自身が自分を愛せることによって、相手を愛し、相手からも愛されるという原理にも気づけた。

これは大きな一歩だ。

結論、幸せすぎると不安になるのは、まだまだ自分を愛することができる=もっと自分は愛される価値があると言う自分の中での肯定感が不足している状態と言える。


人は本当に貪欲な生き物だし、幼少期に愛を注がれていないと大人になって、愛をくれくれ人間になってしまうので、まずは自分の中でしっかりと内省をして、相手からの愛をしっかり受け取れる人間になりたいなと思った。

素敵な雨水の朝だ。

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