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会えない時間が愛を育てる理由

高校1年生の頃からだろうか
自分の手帳のスケジュールを埋めることに快感を覚えた。

平日・土日は週4でバイト
夜は必ずファミレスで遊んで土日の昼間も
誰かしらとどこかへ出かける用事を入れていた。

その活動的な行動の裏側には
自分の孤独感からへの逃げと所属意識があったのに気づいたのは20代中盤になってからだ。

また、恋愛でもその色が強くでた。
大学4年生の冬に付き合っていた彼氏は、超多忙を極める大手レコード会社に勤務する27歳。
男でいう20代は死ぬほど働け的な思想を持っているエリート社畜だった。

朝から晩まで駆けずり回り、その頃担当していたアーティストはameブロのTOPブロガー兼世間を騒がす問題児であったため、デート中に仕事先から呼び出しを食らうことがほとんどだった。

しかも会えるのは、1ヶ月に1回程度。
メールは毎日くれるものの電話などはなかなかできない状況だった。

クリスマスも会えないし、お正月も仕事してるし、このぴちぴちの大学生の私を放っておいて私の20代前半の大切な時間をどうしてくれるんだ!と怒り沸騰していた。

ただ、忙しくても時間を作り会った時には最上の愛情を注いでくれる。クリスマスに会えなくても、27日に会って渋谷の西武の女性館で買ったchloeの指輪とボディクリームをくれた。

今思うと本当はすごく愛されていたんだなって。幼い私はそんなことさえも気づかずに、彼が好きすぎて、社会人一年目のGWに彼にサヨナラを言った。

そう、よくよく振り返って見ると、自分の孤独感や自己肯定感としっかり向き合うことができずに私は自爆したのだ。

まあ、それはいい経験と大切な思い出として私のnoteに描き映されているのだが、今の彼も相当忙しい。

リモートワークではあるものの、平日も土日も働き詰めの毎日を送っている。

どうして私はこう忙しい人ばかりを好きになってしまうのかと当初は悩んでいたが、youtubeである動画をみつける。


私の大尊敬するイルティ先生の動画だ。
これによると人の記憶は基本ポジティブな思い出として保存されるので、会っていない時間が長いほど、彼は自分のことを思いだし、そのせいで『あっ、俺彼女のこと好きなのかも?』と思う感情サイクルらしい。

特に今の彼に限らず男性というのは、本当にマルチタスクが苦手だ。特に仕事となると全集中する時間が欲しいので、女性ほど繊細な配慮や第6感的な能力が著しく欠けている。

もうこれは生態系に備わっているものなのでどうしようもない、女性からするとQOLを向上し、満ち足りたパートナーシップを育むための永久に語り継がれるテーマなのである。

しかし、相手との距離感とは『余白』である。
例えて見るならば、どんなに忙しく予定を入れたい時でも疲れて家でゆっくり休みたいと思う瞬間が誰にでもある。

また、忙しい時に散らかり切った部屋をきれい整えて整頓して、元ある余白を維持することにも似ている。

何が言いたいかというと、いくら仲のいい家族や友達でも、自分のペースを崩されると人は余裕がなくなり、本来持っている力を最大限発揮できなくなるということだ。

例えば、仕事でもう少し時間にメリハリがつけられたら、もう少し余裕あるを持ったスケジュールだったら、出てくるアウトプットのクオリティは上がるという経験は誰しもあると思う。

一方で、恋人関係における時間の余白も同じことを指す。

仕事で忙しい彼に『会いたい』『かまってほしい』といってもそれは、仕事と同じタスクとしか見えなくなってしまって、こんなに仕事で忙しいのに更にタスクが増えたことによって、仕事モードの男性は、なぜ応援してくれないのだろうかと、思ってしまうのかもしれない。私も束縛が強かった前の夫に対してはそんなことを考えていたことを思い出した。

結局、忘れた頃にそういえば連絡きてたなと心を休める泉のようなポジションを取れる女が愛されるのはそういうことだ。

自分の私生活が充実している必要はないが、ある程度彼氏以外の人と関係構築できる社会性を持つことは自分の理想とするパートナーシップを築くために必ず必要な基礎体力なのである。

往々にして、女性は男性に依存するが、依存をすればするほど相手への期待も高まり、それと比例して、勝手に抱いた大きな期待はほぼ裏切られる。なぜなら、相手は自分ではないし。男なんて、特に口で伝えないとわからない生き物であるからだ。

結論、会えない時間が長い方が彼女を考える時間が自然と増えて、自分自身も社会性を身につけ、良いパートナーシップが築けるのである。

もちろん、付き合う人によってタイプは違うので100%ではないが、大概依存心の強い男は浮気をするしパワハラ・モラハラの傾向があると私は思っているのであまりお勧めはしない。

皆さんも良いパートナーシップを築いてくださいね!

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