仲間を増やすこと

私は企業で採用担当をしています。
対象となるのは障がい者手帳がある大学生や社会人です。
入社後の社員定着+活躍支援もしています。

昨年、あるチームを任された時、私には“仲間“が足りないと
思っていました。
それは私の業務を一緒に進めてくれる人であり、
自分の考えを後押ししてくれる人であり、
私にきちんと意見をいってくれる人のことです。

障がいのある社員の活躍支援をしていきたと思い
これまで3年間やってきましたが、
ここにきてとてもショックなことがありました。

それは“言葉にされないからこそ傷つくこと“です。

簡単にいうと、障がいへの配慮を具体的な施策(手段)として
進めている時は感謝をされていました。
一緒にやって行きましょう!と言うようなメッセージももらいました。

しかし、私が「障がいのある社員も配慮を要望するだけではなく、
業務遂行の上、自分ができる工夫や努力をしていきましょう」と
言うことを発信し始めると、手のひらを返したように
態度を変え、もちろん、これまでやってきたことを忘れているかのような
発言をされています。

そして、「最大限の配慮をしよう!会社に要望しよう!」と
発信してする人を持ち上げ、感謝し、私たちのことをわかってくれるのは
あなただけ!というようなことを言われます。

一瞬にして“無かったこと“にされる辛さ、ここまでやってきたことは
自分達の成果だと言わんばかりの態度。。。。。。。
あーこれが職場で起こっていることなのかなと実感しています。

つまり、入社後ある程度の時間が経過し、
仕事に慣れてきたので、これまでのような手厚い支援から
必要に応じた支援に変えていくから、自身でも頑張ってやってみてと言う。
すると、突如として同僚に非難するような視線をおくる。
嫌な態度をとる。などなど。

職場のメンバー(育児時短勤務者)から言われた言葉はいつも私の脳裏から離れません。

「(障がいにより)できないことがあるのは十分わかっているし、
それに対してサポートをすることも理解しています。
その分、できないといわれたこと、できそうにないかなと思って
手助けを進んでやっています。
けれども、彼らから一度も“心の配慮“をもらったことがないのです。
言葉では大変ですねと言われるけれど、仕事をその分変わろうか?とか
言われたことがなくて。
時短勤務で働く時間も給与も減っているのに、助けてもらったという
実感がないのです。なんか不公平ですよね。」

感謝して欲しいわけではない、手伝って欲しいわけではない、
けれども、“持ちつ持たれつ“という関係になれないものなのかと。。。。

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