採用の仕事をする上で大切なこととは?

私は企業で採用担当をしています。
対象となるのは障がい者手帳がある大学生や社会人です。
入社後の社員定着、活躍支援もしています。

夏休みに入り小学生の子どもが宿題を手伝って欲しいと話がありました。
テーマは「お父さんやお母さんの仕事についてインタビューをする」です。

在宅勤務が中心となり早2年。
社員向け研修も採用に関するイベントも、もちろん自宅でおこなっています。
声は聞こえてなくても、その姿は見ています。

どんなことを質問されるのかな?と思っていましたが、
既に仕事の内容はよく理解していました。

そして、最後に「採用の仕事をする上で、どんなスキルが一番必要?」
と聞いてきました。

いつも大学生には「コミュニケーショスキル」「情報収集力」「課題分析力」・・・
なんて言っていますが、どう説明しようかな?と思っていると

『自分の気持ちをコントロールすること』と子どもから言ってきました。

確かにそうです。

採用担当をしていると、決して毎日ハッピーな事ばかりではありません。
イライラすること、不安なこと、困って悩むこともあります。
それは仕事でも、プライベートでも。

けれども、面接官として面接会場に入れば、
セミナーの司会進行役としてその場に立てば、
そこまでに抱いていたプラス/マイナスの感情は脇によけて、
目の前の方々に向き合い、相手のニーズに答えていく必要があります。
決して怒りを相手にぶつけてはいけないし、
楽しい気持ちのまま、困りごとを話したい思っている相手に接してはいけないのです。

そう思うと、子どもは知らない間に私の仕事をそのように理解していたようです。

私が毎日向き合っているのは、障がいのある方がほとんどです。

時には伺いたく内容ある話もあるし、ご本人(社員)も話したくないことがあります。
だからこそ、自分の気持ちをどこかでコントロールしながら、
仕事をしているのだと思います。偽っているつもりはありませんし
どちらかというと本音で生きているつもりです。

採用の仕事をする上で大切なこと。。。。。。

感情が一定な方がいいと思いますが、人間味がある方が親しみやすいと言うこともあります。
採用担当ほど“0“か“1“かで答えを出さず、目の前の相手をよく見て
何を求めているのかな?何を今日期待しているのかな?ということを感じながら
仕事をしていきたいなと思っています。

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