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交通事故豆知識

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まさかの交通事故に遭ってしまった場合の対処法や交通事故についての豆知識について交通事故の相談を年間200件以上受けている弁護士法人アジア総合法律事務所が解説するマガジンです
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2020年12月の記事一覧

交通事故での外傷性散瞳

交通事故での外傷性散瞳

交通事故によって、稀に頭部または目の周辺の外傷により、外傷性散瞳を発症される場合があります。事例としてはあまりないレアなケースとなります。

外傷性散瞳とは?外傷性散瞳とは、外傷によって瞳孔が縮瞳することなく開いたままの状態になり、光に対する反応が消失または減弱したものを指す、珍しい傷病です。
日光だけでなくスマートフォンやテレビの光でも強い眩しさを感じるため、日中はサングラスがないと出歩けないほ

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(交通事故)高次脳機能障害の「日常生活状況報告書」書き方の注意点

(交通事故)高次脳機能障害の「日常生活状況報告書」書き方の注意点

交通事故や労災事故で脳損傷があり、高次脳機能障害と診断がされた場合に、被害者の家族に対して保険会社が「日常生活状況報告書」を書いて欲しいと頼まれる場合があります。この「日常生活状況報告書」は高次脳機能障害の判定にあたりとても重要な意味を持ちますので、日常生活状況報告書作成の際の注意点をお伝えします。

また、書式のダウンロードも用意しておりますのでご活用ください。

「日常生活状況報告書」書式ダウ

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ドライブレコーダーがない場合の立証

ドライブレコーダーがない場合の立証

交通事故で揉めるケース交通事故に遭い、事故態様に争いがあるケース(例:どちらが信号無視をしたのか、どちらが車線をはみ出して走行したのか等)では、客観的に事故状況が確認できるドライブレコーダーの映像が必要不可欠です。
ドライブレコーダーの必要性については前回の記事を参照
近年では、あおり運転などといった危険運転が増加し、それに伴い罰則が厳罰化したという影響もあり、ドライブレコーダーの装着をしている車

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