セミナー二日目/不動産投資/言うは易し

さて、昨日の続きの米不動産リーエン証券についてのセミナーです。

ま、殆どのこう言った不動産セミナーのパターンをまず説明しますと、
最初のセミナーは無料なんです。大体のはこれは2−3時間って言うパターンでしょうか、、。
どんな分野でもそうでしょうが、2時間やそこらで不動産投資を学べる訳もなく、その2時間の間に教えて貰える事は、投資には数パターンがあってそれぞれの分野で一つのディールにつきどのくらい儲かるかと言う実例を上げて、そのディールの詳細を話し、成功する為に必要なポイントを説明してくれる訳です。聞いているとふんふん、、なるほど納得だ、そこのポイントを熟知して集中して攻めれば良い訳だ、なんか私にも出来そうだと思い始める。でも投資するお金もないしなーとみんなそこに行き着く。でも勿論そんな事はあちらも当然お見通し。
そこでお金がないから投資出来ないのではなく、投資できる知識と能力があればお金は自然とついてくる、何故なら良いディールになら投資したいと思っている金持ちはゴマンいるからだ、、と説明がある。そしてその投資先を探しているお金持ちと繋がる方法、彼らを説得して双方共に納得の出来る投資が出来る、”洗練された投資家になる” 手ほどきを教えてくれると言うのだ。
、、、と最初の2時間フリーセミナーはこの辺で終わる。
もっと知りたければ週末の3日間セミナーに参加する事を勧められる。投資家としての能力があればお金は集める事が出来る、そのコネクションの作り方から全部教えてくれると言うのだ。


この週末2−3日ほどのセミナーが幾つかパターンもあり、料金も様々だが
大体200ドルから1000ドルくらいするかもしれない。

そしてこの週末の2日から3日間のセミナーでは何の説明かと言うと、どう言うシステムを使って自分にあったどう言う投資をするのか、コーチングは誰がどのくらいついてステップを丁寧に教えてくれるのか、一人前になるまでどこまで面倒見てくれるのか、等それはそれは事細かく説明してくれる。

必ずそのセミナーにはそこにジョインした事により今はすっかり成功している元受講生が現れて経験談を話してくれる。
自分の経験談を話してくれるのは受講生だけでなくセミナーの講師もだ。実際は多くのコーチは元受講生だったパターンも多いが。。。
そしてセミナーの3分の1は ”マインドセット”についてだ。
昨日も話したがどんな素晴らしいシステムやテクニックを学んだとしても結局は”自分はどう言う人間になりたいのか”  ”自分にとってのゴールは何か?”
そして ”どれだけ本気に種にもの狂いでそれを手に入れたいと思っているのか”
どれだけのグリッドが自分にあるのか、、と言う本質的に自分を問うと言う作業をやらされる。

みんな嫌でも自分と向かい合う時間を与えられ、グループディスカッションとかもやって隣に座っている人たちを知り話をするうちに ”こう考えているのは自分だけではないんだ” と共感出来たりして、自分だって今する行動を起こせばここで大きく飛躍出来るかと思い始める。

そこでそのメンバーシップの話になり、そのシステムを共有して成功者からのコーチングを受けれて必ず成功する方向に導いてくれる、プログラムを購入する為の料金の話がある。
アメリカには沢山の不動産投資のプログラムやメンターシップがあるがどれも数百万単位である。数十万程度のはあまりないと思って良い。

高い。しかもローンなどはない。

自分も含めてそれでも高額のプログラムに入会する後押しとなる理由は
その入会費は1つか2つのディールをクローズすればすぐに元が取れるからだ。
ディールをクローズする為には経験者が手取り足取り教えてくれて、データ分析を始め不動産投資に必要なツールが全部システム化していてそれらにアクセス出来る訳だから、そう考えれば決して高くない。
これから自分は変わるんだ。昨日までの自分とはさよならだ。

そう言う流れで気がついたら数百万払っている訳だ。

ここではっきり言いたいのはこれらのセミナーやプログラムは決して騙しでもなんでもない。決して誤魔化されてる訳でもないしそれだけの金額を払う価値ももちろんあると思う。

しかしそう言う強い意志を持って入会しても本当に成功する人は少ない。何故か?
自分の経験から一つ言えるのは ”簡単に儲かる話は世の中にない”と言う事。
どれだけシステムがしっかりしてようと素晴らしいコーチがつこうとも実際の仕事をするのもリスクを背負うのも自分だって事だ。
3日間のセミナーをもし騙しだと言うならば、問題は ”本当は凄い大変な事をいかにも簡単に出来そう” と思わせる事かもしれない。

Easy said than done.  言うが易し行うが難し

どの分野でも仕事でもそうだけど知識だけでなく経験を通して ”身につく”までにはやはり何年もかかる。
不動産投資も同じ、、、テクニックを学ぶ事は2−3ヶ月で出来る。
での実際に行動するためにはお金よりも度胸が必要だ、、このリスクを背負える度胸というのが実は一番難しいところではないかと思う。
そう言う壁にぶち当たった頃に元々やっていた仕事が忙しくなったり、家庭事情が変わって不動産投資の様な危険なことに時間と労力を費やしている余裕がないと思えてくる。The END. 
ま、、このパターンが多いのではないかなと思う。

自分は度胸も勇気もある人間だと思ってた。リスクも怖くない。
そう思っていた私でもいざとなるとやっぱりかなり躊躇したし夜も眠れないくらいのストレスだった。
”言うは易し” と言うのを心底実感した。

これに関しては他の分野 (弁当ビジネス)でも多いに実感した事。また別の機会に書きたいと思う。

でもやっぱり久しぶりにこう言うセミナーに参加するのはとてもリフレッシュだった。何故なら改めて自分と言う人間は何者で自分が人生で何を求めているのか、何がプライオリティーなのかと言う事を改めて考えさせられたし、不動産投資も長い道のりだけどやっぱり自分の心の中では終わっていない事だと知る事が出来た。
だから参加して良かった。

桃栗三年柿八年。
心に染みる。
続きはまた。



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