転職市場もますます個の時代に|転職活動奮闘記 Vol.10

今回は、僕が転職活動を通して感じたことの一つである
「これからは、転職市場もますます個の時代になっていくんだろうな」
という話を書いていきたいと思います。

時代背景

まずは、時代の変化や前提をわかる範囲で確認してみたいと思います。

人口減

これは今さら言うことでもありませんが、日本における人口は減り続けています。今後もこの流れは継続していくことが確定しているかと思います。
なので、単純に労働市場の人材も減っていく傾向にあると思われますよね。

メンバーシップ型からジョブ型へ

日本型のいわゆる大企業に代表されるような「終身雇用」や「年功序列」。これらについては、すでに変化している企業もあるかと思います。
「終身雇用の崩壊」などという言葉も聞いたことありますよね。
そのような大企業に代表される「メンバーシップ型」から、「ジョブ型」へ移行していくと予想されます。
また、メンバーシップ型が「職能給」だったのに対し、ジョブ型になると「職務給」となります。
職能給は主に勤続年数によって賃金が決まり、職務給は文字通り担当する職務によって賃金が決まるという違いがありますね。
もちろん、いきなりジョブ型へ変わるということは難しいと思うので、数年単位で徐々に移行していくのでしょう。
ただ、「終身雇用」というのは日本の高度成長期に最適な雇用形態であり、世界的に見るととても特異な制度ということです。
どうやら、今までの日本が特殊だったんですね。

ビジネス系SNS

前置きが長くなってしまいました。笑
これらの時代の流れがあるという前提で…
いわゆる「SNS採用」というのが増えていくんだろうな、と感じています。

僕が転職活動をする際に、最初に思い浮かんだのはやはり「転職サイト」や「転職エージェント」への登録です。
また「スカウト型の転職サイト」にも登録しました。
これらは、採用側からするともちろんコストがかかりますよね。

一方、ビジネス系SNS(そんな呼び方があるのかな?笑)もいろいろとありますね。
僕が転職活動中に利用していたのは、「Wantedly」や「Linkedin」です。
Wantedlyについては、2013年頃から「カジュアル面談」というものを初めて、それを一般的にしたそうですね。
このようなSNSは、求職者に直接メッセージを送ることができます。

実際に転職活動中には、これらのビジネス系SNSからメッセージが来ることがしばしばありました。
特にWantedlyに関しては、「スカウト」「プレミアムスカウト」という形でときどきメッセージが来ましたね。(プレミアムスカウトについては、もしかして採用側の課金が必要なのかも)

求職者側としても、転職サイトから大量に来るテンプレ感満載のメッセージよりも、自分に向けて送ってくれた感があるので興味を持ちやすくなりますよね。

また、採用活動にX(旧Twitter)を利用している企業もありますね。
僕も実際に、XのDM経由で面接した企業がありました。

面談課金モデル「PayCarrer」

こちらは転職活動中に初めて知りましたが、「PayCareer」という転職サービスがあります。
比較的新しいサービスみたいですね。

こちらのサービスは、企業側が「報酬を払ってでも面談したい」と思う人にメッセージを送り、求職側は面談をするとポイントがもらえるという仕組みなっています。
ちなみに僕は一度だけ、このPayCarrer経由で面談をしたことがありました。

このような新しい転職サービスもこれから生まれていくんでしょうね。

一括送信よりも一人一人に向けて

きっと今までのように、求職者へメッセージを一括送信してもなかなか採用がうまくいかないような時代になってきたのでしょう。
求職者側も、いくらでも情報を得ることができますからね。
なので、上記のように一人一人の個人に向けて直接メッセージを送る方が、採用に成功するのではないかと考えられます。

また、冒頭にも書いたように「ジョブ型」へ移行すると、より個人の専門性や特性が重要視されるのではないかと思われます。

プロフィールの充実が必須

以上のことを踏まえると、求職者側がいわゆるSNS採用で見つけてもらうために必要なのは、プロフィールを充実させることだと思います。

経歴やスキル、今後のキャリアプランなどがしっかり書いてあれば、採用側としても判断材料が増えますよね。
また、定期的にプロフィールを更新することも大事ですね。
僕も転職先での勤務が始まったら、各プラットフォームのプロフィールを更新しなければ…。

プロフィールをしっかり書くのはけっこうめんどくさい作業ではありますが、一度書いてしまえば、しばらくは放置しておけます。
また他のプラットフォームでも、そのプロフィールをちょっと変えたりして使い回すことができますよね。


このように、今後はより一人一人に向けて採用活動を行うようになっていくのではないかなと思っています。
あくまでも個人的な意見にすぎませんが。笑

いつでも声をかけてもらえるように準備しておくことで、より自分の理想の環境で働けるチャンスが増えると思います。
また、企業側としても常に求職者に見られているという意識を持って、企業としての「魅せ方」を工夫することも大事かと。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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