ロックスターの客になれば羽根が生えてきて
久しぶりにエンターテイメントの場に身を置きまして、演者の皆さんが「元気になれる曲」をそれぞれ歌うという催しに出演させていただきまして。
感染症対策のためお客さんとお客さんの間にはアクリル板が置かれ、演者と客席との間にも透明のしきりが設けられるなか、演者の皆さんが(私も含め)魂だけを歌に乗せてそのしきりをぶっ飛ばしてお客さんのハートに向けて発していました。
こういう場所に身を置くことが実に2年ぶりくらいで、この間に「不要不急」っていう言葉がひょっとすると流行語大賞になるんじゃないかくらい流行し、もしも「不要不急」が1文字なら今年の漢字になって清水寺の貫主が達筆で書くんじゃないかくらい思っていたんですが、かーんす!セックスしよ!この場所にいて改めて実感したのですが、エンターテイメントは不要不急じゃなくて、オレたちの魂が腐らないためにやはり、絶対的に必要なものだったのだと実感しています。
あ、またオレの気持ちを一般化してしまった。主語が大きい!といわれても構わない。この思いだけは伝えておきたい。オレたちにエンターテイメントは必要なんだ。
THE YELLOW MONKEYの「ROCK STAR」という大好きな曲があるのですが、歌詞に「ロックスターになれば羽根が生えてきてロックスターになればたまに夜はスイート」っていうフレーズがあり、今日は私は、ロックスターじゃなくとも、ロックスターの客になれば羽根が生えてきてロックスターの客になればたまに夜はスイートなんだと思いました。
こういう場所が「当たり前」だと思ってオレたち、ちょっと有り難みを忘れてたかもしれませんね。いつもエンターテイメントをオレたちにくれている関係者の皆さん、ほんまにありがとうございます。これからも試練を乗り越えてオレたちに当たり前のように羽根をください。もう当たり前とは思いません。お願いです。大変やと思いますが、なんとかエンターテイメントの火を絶やさずにいてください。思いだけでしか、皆さんを応援できませんが、オレは今日、そういう思いを強くしたから一人称がオレになったり私になったりしている。この興奮、ありがとう。
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