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京都のパン屋さん カウベル

 年間パン消費量1位を毎年神戸市と争っている京都市のパン屋さんのレベルは高い。
 うちの子はスーパーで買う食パンの耳を「おいしくない」と言って絶対に食わないのだが、最近巡っている京都のパン屋さんの食パンの耳はなんの苦もなく食っている。
 「なんでも好き嫌いせずに食べなさい」と言うのは簡単だが、食べさせようとしている食材そのものが子どもにとって美味しくない可能性もあるのだと知る。とにかく我が家調べにおいても、京都のパン屋さんのパンは美味い。

 千本今出川と鞍馬口の間、寺ノ内の交差点西側に知る人ぞ知るラーメンの名店「なるかみ」がある。学生の頃、私もよく食べに行ったものだが、その「なるかみ」の北隣にパン屋さんがあることに先日、初めて気づいた。焼きたてパンの店カウベル。何かを注視するということは、何かを見落とすということだ。齢四十三にして、これまで見落としてきたものを探す旅をしているらしい。

 水色を基調とした外観、店内が透けて見えるガラスに店名がプリントされている。SINCE1982と書いてある。昭和57年創業と、すぐに西暦を昭和に換算できるのは私が生まれた1980年が昭和55年だと知っているからだ。カウベルは二つ年下の後輩である。

 店内にはラジオが流れており、クライマックスシリーズ初戦、カープがベイスターズにサヨナラ勝ちしたことを伝えていた。αステーションではないことは間違いない。
 食パンは玄米、上食、特食などがあり、いちばん上等らしい特食を買った。北海道産小麦100%、無添加である。
「冷蔵では老化しますさかい、保存は冷凍してください。うちは無添加やし、すぐ悪なりますから早めに冷凍してください」とレジ担お姉様からも厨房担当とみられるお兄様からも念を押される。おそらく夫婦。「無添加」を強調しておられ、職人の矜持をみた。安心してくれよ、冷凍するまでもなく食べちゃうから。

こんなお店あるの全然知らなかった、、、
さらにグレードアップした特食
こちら名店の呼び声高いラーメンなるかみ
やわらかすぎてカバンに入れてたら曲がってしもた。
トーストしなくても美味しいと思うけど
やっぱりトーストしてしまう


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今回が三店め。どんどん増やしていきます!

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