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CDを焼く

 職場で「これ、CDに焼いておいて」と頼まれたので「わかりました。ではマッチかライターを貸してください」と返したところ、面倒くさそうな顔をされました。
 その昔、テレビドラマで、どんな話だったとかは忘れてしまったんですが、主役クラスの俳優さんが、思い出の詰まったCDだか DVDだかを火にくべて燃やす場面があり、「うわ!ほんまにそっちの意味で焼いてる!」と思った記憶がある。

 それにしてもCDを焼くって面白い表現だな、と思い、果たして英語ではどう言うのか、気になったからネットで調べてみたら「writing」がよく使われるらしいんですが、「burn」も使うんだと!英語でも「焼く」のか!と感心したのですが、どうやら、CD-Rが開発されたのが日本だったため、外国に輸出する際に「焼く」という言葉も一緒に輸出されたということらしい。

 面白いから別の言語もチェックしてみる。ハングルで「焼く」は「굽다」。「ハングルノート」というサイトには「굽다」を使った例文で「파일을CD로구웠습니다」→「ファイルをCDに焼きました」という文章が載っていました。

 ドイツ語でも「Fragen zum Brennen des Videos auf DVD」→「動画をDVDに焼く」の「brennen」が「焼く」という意味らしい。ドイツ語には「brennen」のほかにも、いろいろ「焼く」にあたる言葉があるみたいですが、「CDを焼く」に関しては「brennen」を使うようです。付け「焼き」刃の知識で申し訳ありません。まあ、しかし、日本語にしても「炙る」「燃やす」など別の言い方はありますが、CDは「焼く」一択ですからね。

 ネットですぐに調べられたのが上記三語だけだったんですが、「CDを焼く」なんていう表現が共通しているのは面白いですね。「世話」とかも「burn」するのかしら。暇があったら今度調べてみよう。

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