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「グローバルメンタープログラム」始めます

構想3年。僕がこれまでの人生とキャリアで得た経験、知識、人脈の全てをつぎ込んだ「グローバルメンタープログラム」をリリースしました!

「完全オーダーメイドの1on1セッション ✕ 少人数制の限定コミュニティ」で、皆さまのグローバルキャリア構築を徹底的にサポートしていきます。

詳細内容は別途記事にしますが、今日はこのプログラムを立ち上げたきっかけと思いについて書きたいと思います。

40歳での初転職

僕は、新卒から17年間勤めた大好きな東京海上を40歳の誕生日の直前に辞め、妻と小学生の息子2人を日本に残して、単身シンガポールに海外転職しました。

好待遇と言われる大企業で本社勤務とロンドン駐在を経験し、同期の第一陣で課長に昇格したばかり。尊敬できる仲間に囲まれ、世間的に見れば順風満帆なキャリアを歩んでいたと思います。

決して転職や独立志向が強かったわけでもなく、まさか自分が40歳手前で会社を辞めることになるとは夢にも思っていなかったので、まさに人生をかけた挑戦でした。

そして、その日を境に人生が激変し、今では世界60か国の多様なメンバーが集う海外発の宇宙関連スタートアップの日本人ひとり目社員として、フルリモートで自由度の高い働き方をしながら頻繁に海外に出張し、社会的インパクトのある業務と満足のいく年収を実現できています。

葛藤の日々

ただ、転職の決断にいたるまでの6か月は、僕が人生で最も苦悩した期間でした。後にも先にもあんなに悩んだことはありません。

「自分が本当にやりたいことは何なのか」「こんなに恵まれた環境なのになぜワクワクできないのだろう」「環境の問題ではなく、それに満足できない自分に問題があるのではないか」「単純に隣の芝が青く見えているだけかもしれない」「実力主義の外資系企業で自分ごときが通用するのか」「自分の強み、弱みは?」「家族や友人はどう思うだろうか」「お世話になった上司や同僚に何と言えばいいのか」

こうした不安や葛藤と、ひとつひとつ向き合っていかねばならなかったからです。それは、見なかったふりをして蓋をしてしまいたい自分の心の奥底を、深く深くえぐっていくような痛みを伴う時間でした。

社内の人には口が裂けても相談できない。家族には余計な心配をかけたくない。悩みが特殊だったこともあって他に頼れる人もいなかったため、本を読みあさり、自分自身と向き合い続けて、胃が痛くなるような日々を過ごしました。

そして最後は「もう楽になりたい」という半ば現実逃避のような心境で新しい環境に飛び込む決断をしました。

ライフワークを定める

あの辛く苦しかった6か月間に、自分の悩みを受けとめて的確に導いてくれる伴走者がいたらどれほど救われていただろう。その思いが、ここ数年間の自分の活動の背景であり、このグローバルメンタープログラムを立ち上げた理由です。

世間で良しとされる価値観にしたがってレールの上をうまく走る訓練をつんできた僕たちにとって、自分の心の声を聴くことは容易ではありません。

自分が本当にやりたいこと、ありたい姿を浮かび上がらせるためには、そのような常識や価値観の「内」と「外」の狭間で実際に悩み、そしてそれを打ち破った人と対話を重ねるのが一番の近道だと思います。

そうした経験をしてきた人間として、同じような葛藤を抱える人の支えになれればと心から願っています。

人生をかけた決断で得たもの

僕の人生は、英語と海外経験によって180度かわりました。

真っ暗闇の中で清水の舞台から飛び降りるような覚悟でシンガポールに飛び立ちましたが、そんな決断ができたのも、非帰国子女ながら英語力を磨き、海外に触れてきたからです。(そのような経験がなければ、あんなに悩むこともなかったとも言えますが)

そして、わずか数年で、当時の自分では想像することすらできなかった景色をみることができています。

やりがいのある本業に加えて、ライフワークとしてグローバル人材支援を始め、一昨年に立ち上げたオンラインコミュニティには1200人以上もの仲間が加わってくれました。生涯の友人と呼べるような人たちや、ともに世の中に価値を提供していくビジネスパートナーとの出会いにも恵まれました。

「あのとき自分の心の声を無視せずに耳を傾けて本当によかった。勇気を持って一歩を踏み出して本当によかった」

心からそう思っています。

いまの目標は、同じような世界観を持ち、この多様性と可能性に満ちた世界を舞台に、真に自分らしい人生、自分らしいキャリアを切り拓いていく仲間をひとりでも増やすことです。

メンター・メンティーは、教え・教わる関係性ではありません。同じ方向を目指して歩む同志です。僕もさらなる自由とワクワクを求めて進み続けますので、ぜひ旅の仲間としてこの冒険に加わってください。

皆さまのご参加を心待ちにしています!

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