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あなたの腰痛はスポーツから?

こんにちは。理学療法士のこうやうです。

今回はスポーツ選手の腰痛に関して話していこうと思います。

スポーツ選手の腰痛は一般人の腰痛と何がちがうのでしょうか。


結論を言うと実はそんなに変わりません。

まず共通点について触れていきたいと思います。

共通点

どちらにおいても腰痛には必ず病態があります。

そしてそこに関わるメカニカルストレスがあります。

そして痛みが出現するわけです。

つまりメカニカルストレスを増強させる機能不全があるということです。

姿勢不良や可動域制限、動作の癖などが原因となっているわけです。

これはスポーツ選手限定の話でしょうか。

いえ、腰痛持ちの患者さんであれば誰でもそうです。

まず痛みを発している組織と原因、そして増強因子があるわけですから

そこを特定するのは、腰痛以外の疾患でも重要なことでしょう。

違いは?

逆に違いは何でしょうか。

それは繰り返し動作のストレスのかけ方です。

一般の方は歩行異常のような日常生活動作のちょっとしたずれの積み重ねで痛みにつながります。

しかしスポーツ選手がする繰り返し動作はとてつもないストレスがかかります。

タックルやスイングなど日常生活と比較にならないぐらいの力がかかるわけです。

ですから一般の方に比べて、持久性やパワーの評価を加えて行わなければならないわけです。

腰痛治療で何が重要か

まず患者自身の成功体験が重要です

成功体験とは何でしょうか。

それはその場で痛みを取ることです。

まずスポーツ選手、特に現役の方はすぐにでも痛みをとりたいはずです。

痛みはモチベーションの低下にもつながります。

つまりその場で痛みを取れないトレーナーやPTはスポーツ選手からの信頼を獲得できません。

たしかに原因治療には時間がかかりますが、信頼を獲得するのは時間が勝負ですから

技術を身につけるのは重要になってくるでしょう。


また痛みに対する対処法を教えることも重要です。

その場で痛みが治っても、自分で痛みが取れなければ意味がありません。

セルフエクササイズの指導も必要でしょう。


原因動作の修正は時間をかけていって行っていく必要があるので、

患者からの信頼を獲得してからであれば

選手も自ずとセルフエクササイズやコレクティブエクササイズをやってくれるはずです。


いかがだったでしょうか。

病態自体はあまり変わらないのですが

スポーツ選手

という存在自体が異質ではあるので

対応の仕方や必要な技術が違ってくる場合があるんですね。

これを理解するには、自分自身がスポーツを続けていれはわかるのではないでしょうか。

ですからそのためにもスポーツを続けることは大事だと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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