インソールが効果的なのはなぜか
こんにちは。理学療法士のこうやうです。
今回は
インソールの介入
について話していきたいと思います。
臨床で実際に使っていても
かなり効果的であり
つい最近も手引き歩行レベルの人が
独歩見守りレベルまで変化しました。
ですがなぜここまで効果的なのでしょうか。
私なりの見解を書かせていただきますので
よろしくお願いいたします。
それでは始めます。
勝率は高い
まず結論からいうと
効果が出やすい理由として挙げられるのは
だいたいの人が履くインソールが平らだから
です。
こんな当たり前の答えではありますが
これ以外の答えが私の中では見つかりませんでした。
ではなぜこのように考えたのか
説明させていただきます。
効果とは情報量である
過去の記事でも触れていますが
効果の大きさというのは情報量で表現することができます。
情報量の最も大きな特徴は
起こる確率が低いものに対して大きくなる
というものです。
これは普段穏やかな人がイライラしている様子を見て、自分が衝撃を受けるのと一緒です。
つまり言えば
普段行っていないことを行えば良くも悪くも効果は出やすくなるということです。
このように考えるとインソールで効果が出るのも納得がいきます。
一般人で中敷きがデコボコしているものを履いている人なんてなかなかいませんから。
効果が出るのは魔法でもなんでもなく
確率の問題であると捉えられます。
魔法のような手技は存在しないし存在する
このようなことを考えると
理学療法によくある手技は
どんな人がどれだけ効果が出たとしても
その手技がすごいのではなく
その人にとって効果があった
に過ぎないのです。
これはよくこのような手技を考える際に除外されがちですが
機能解剖学的アプローチもそうです。
解剖学的視点からみたれっきとした手技のひとつです。
私は
「結局のところ解剖学が大事」
という結論に至り、機能解剖的アプローチに固執するのは
非常にもったいないと感じます。
より自由な発想でリハビリをするのは
根拠を無視していると批判されがちですが
要素還元論だけでは医療の発達に限界が来ます。
複雑なものは複雑なまま捉えるリハビリが重要だと
感じます。
本日はこれで以上です。
これまでの記事とほとんど内容は変わりませんでしたが
ご了承ください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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