見出し画像

【短編小説】永遠の親友(再掲) ♯アドベントカレンダー ♯聖夜に起こる不思議な話

今年の7月始めに、4回に分けて投稿した「永遠の親友」を、一つにまとめて、再掲したものです。普段上げている短編より、文字数多めです。(7500字くらい)
なお、こちらは高校生の時に書いた作品を若干リメイクしたものです。連載小説の主人公、カミュスヤーナが登場しますが、別人物の設定です。

永遠の親友

No.1

「クリス。クリス。遊ぼう。」
自分を呼ぶ声がして、クリス、クリストファーは皿洗いをする手を止めた。
「ファー?ちょっと待ってて、母さんから皿洗い頼まれちゃって。」
「皿洗い?」
勝手口から入ったのか、ファー、ファートリアンが台所に姿を現す。黒い髪に深緑色の瞳を持つ少年は、クリスの姿を見ると、大変そうだね。と呟いた。

「水、冷たいだろう?手伝おうか。」
「大丈夫。すぐ終わらせるから。いつものところで待ってて。」
金色の髪と青い瞳を持つクリスは、ファーを見て、そう答えた。
「うん、分かった。早く来いよ。」
彼は大きく頷いて、台所から出て行った。
さぁ、急がないと。
クリスは友達を待たせないようにと、皿を洗う手を速めた。

辺り一面は雪景色だった。

針葉樹林の森に囲まれたここスティーニンの村は、毎年多くの雪が降る。冬には他の街とは隔絶かくぜつされた状態になる。だから村の人々は冬になる前に食料を確保したり、家屋の修理をしたりと忙しい。クリスの父親は他の街で冬の間働き、春に帰ってくる。この村の父親はみなそうである。だから、クリスマスは母親、祖父母、友達とパーティーを開くこととなる。

「ファー、ファーどこ?」
クリスは寒さに体を震わせながら、声を張り上げる。火の時の緑の週(12月中旬)、この村では厚手のコートを着ていても寒さは消えない。
どこにいるんだろう?
かじかむ手をこすりながら、彼は歩く。ブーツが膝近くまで雪に埋まってしまうので、歩くだけで一苦労だ。

「ファー、ファーってばぁ。」
いくら呼び掛けても彼の答えはない。
「ファーっ!」
何度目かの呼び声にようやく彼が答える声がした。突然奥からざあっと水の流れる音がした。
あっちだ。
クリスはペースを速めて、水の音の方へ歩いていく。

「クリス、早くおいで!」
クリスは、ファーの姿を大きなもみの木の枝の上に見止めた。
「ファー。捜したんだよ。」
「ごめん。道つけてくるのを忘れてた。」
ファーは笑みを浮かべて言う。

「クリス、今日は何して遊ぼうか?」
ファーは高いところにある枝の上から飛び降りると、クリスの近くにふわっと着地する。
「そうだなぁ。」
クリスは頭の中にしたいことをあれこれと浮かべたが、ふっと空を見上げるとこう言った。

「空を飛ぼう。」
普通の人であれば、この子は何を言っているんだろう。とか、子どもだから夢と現実が区別できないのかしら。とか、まぁクリスの言っていることの意味が分からないに違いないが、ファーには理解できたのか、分かった。と呟いた。

「今日は晴れているから、楽しそうだね。」
ファーはゆっくりと片手を上げた。クリスは自分の体が軽くなったように思った。思っただけでなく、実際に彼は地面から浮いていたのだ。隣のファーの体も地面から1メートルほどのところで、ふわふわと浮いていた。ファーはクリスに片手を差し出した。
「さぁ、行くよ。」

クリスはファーの手を取る。
「うわっ!」
目の前に青い空が広がった。クリスたちの体が突然もみの木を超えるくらいの高さに飛んだのである。
「ファー、突然飛ばないでよ。驚くじゃないか。」
そんなクリスの言葉に、ファーはくすくすと笑っているだけである。クリスはすねたように、ファーから顔を逸らし、眼下に広がる世界を見た。

青い空、針葉樹林に囲まれたスティーニンの村、雪が日の光に当たって輝いている。遠くには父のいるハプスブルクの街も見える。
鳥はいつもこんな美しい景色を見ているのだろうか。
「おい、クリス。あそこに何かあるよ。」
ファーの言葉に、クリスは彼の指差したところを見つめる。

「ほんとだ。」
「降りてみるか。」
ファーが呟くと、二人はゆっくりとその場に降り立つ。
「人・・みたいだな。」
上からは雪の中に染みのように見えたものは、黒い服を着た人の姿だった。

「ファー、助けないと。」
「僕たちが?」
何で?とでも言うような口調でファーが言う。
「ファー、ほっといたらこの人死んじゃうだろう。僕たちの村に運ぶんだよ。」
「死・・ああそうか。」
ファーはようやく納得したというように頷いた。それでも顔から不満の色が消えていない。クリスはファーの顔をじっと見つめる。

ファーはいっつもこうだ。
クリスは深くため息をつく。時々他の人達を物であるかのように見つめることがある。口調にも強くそれが現れるので、他の人にもよく思われていない。クリスはそんなところもひっくるめて彼が好きなのだが。

「じゃあ、運びましょうか。」
ファーは倒れている人の体に手を添えると、軽々と持ち上げる。相手はファーよりはるかに大きいが、彼は特に負担に思ってはいないらしい。しかし、クリスは村に帰るまで、ファーの愚痴ぐちを聞き続ける羽目におちいったのである。

No.2

「ありがとう。君が助けてくれたんだってね。」
人好きする笑みを浮かべて、クリスに礼を述べる彼は、雪国では見られない姿をしていた。漆黒の髪と瞳、浅黒い赤銅色しゃくどういろの肌。思わずクリスはまじまじと彼を見つめた。

「君の・・名前は?」
「クリス、クリストファー。」
「私はカミュスヤーナ。ここからずっと南から来たんだ。」
そう言うとカミュスヤーナ、カミュスは目を細めた。まるで遠くを見つめるかのように。クリスは大きな青い瞳をくりっと動かすと、たどたどしくこう尋ねる。

「あの・・なぜ南から、こんな寒いところに来たんですか?」
「ん・・願いを叶えてもらおうと思って。」
「願い?」
クリスは驚いたように聞き返す。
「うん、北方の雪に閉ざされた村の北の森に、1本の巨大なもみの木があって、そこに火緑の最後の夜に行くと、森の精が一つ願いを叶えてくれるんだ。」

「聞いたことないなぁ・・。」
「ないと思うよ。ほとんどの人が知らない伝説だから。」
カミュスはそう言って、再び椅子に腰を下ろす。
「いつ・・行くんですか?」
「明日には行くよ。あまり迷惑かけられないし。」
本当にどうもありがとうと、カミュスは手を差し出した。クリスは戸惑いながらも自分の手を重ねた。

「クリスっ。遊び行こうぜ。」
既に見慣れた者となった彼、ファートリアンが部屋の中に入ってきたのはその時だった。が、ファーはカミュスの顔を見ると、顔を強張こわばらせた。

「ファー、カミュスさんがね。やっと目を覚ましたんだよ。」
実を言うと、カミュスはあれから3日間眠っていたのである。
「君が私を助けてくれたもう一人の子だね。ありがとう。」
「クリスが助けろって言ったから、助けたんだ。あんたのためじゃない。」
「ファー!」
クリスがいさめるようにファーに向かって叫ぶ。

「本当の事だろ。」
後ろで二人のやり取りを見ていたカミュスは、大きな声で笑い出す。
「き、君たちって、すっごくいい!」
クリスはきょとんとした顔でカミュスを見、ファーは面白くなさそうに顔を逸らす。

「そ・・そう言えば、名前聞いてなかったよね。」
「ファーだよ。ファートリアン。」
クリスがファーに代わって、カミュスに答える。
「ファートリアン?」
カミュスはファーの方をじっと見つめる。ファーはまだ顔をそらし続けたままだ。

「ファーミリアンネ。」
カミュスの言葉にファーはビクッと体を震わせる。
「どうしたの、ファー。」
普段と様子の違うファーを不思議に思って、クリスは尋ねる。
「別に・・。」
ファーはろくに返事もしないで、部屋の外へ出て行ってしまった。
「どうしたのかなぁ。」
クリスの言葉にカミュスは、すぐ戻ってくるよ。と言って、ゆっくりと目を閉じた。


北方の雪に閉ざされた村
その村のまた北方に位置する北の森
北の森は1年中雪絶えることなく、青々とした葉を茂らせた針葉樹林の森その森の中央に巨大な1本のもみの木がある
そのもみの木には森を守護する妖精の王がいる
その王 自らがこの世界に降り立った火緑の最後の夜に、自らの元に来た人間の願いを1つ叶えてくれるという
ただそこは雪に閉ざされているため、寒さも厳しく、辿り着くことは容易ではない
勇気ある者のみがつくことを許される

森の妖精王 彼の名はファートゥリー


「ついてきちゃだめだよ。」
カミュスが困ったように隣を歩く少年に告げる。
「僕も行きたい。ファーだって行くんじゃないか。」
「ファーは私を案内してくれるんだよ。明日には一緒に帰ってくるから、待っててくれないか?」
「嫌だ!僕も行く。」

カミュスがどうする?とファーを見る。今までじっとクリスを見つめていたファーは、カミュスと目が合うとふいっと目を逸らす。
「いいんじゃないか。危ないことはないだろうし。」
深緑の瞳が深い色を帯びる。
「まぁ・・君が言うなら間違いないだろう。じゃあクリス。ファーの側から離れないでね。」
クリスは嬉しそうに笑って頷いた。金色の髪が光を受けて輝いた。

「ここなの?」
確かに遠かったけど、言ってたほど大変じゃなかったよ。そう問いかけるクリスにカミュスは笑いかけた。
「ファーのおかげだよ。」
ファーは黙ったまま何も言わない。

「これから夜までここで待ってないといけないから、二人で遊びに行ってくる?」
「いいの?」
クリスの言葉にカミュスは大きく頷く。
「やったぁ、ファーどこか行ってこよう。」
「あぁ・・うん・・。」

ファーは1度カミュスの顔を見上げると、クリスと共に西の方へ歩いていった。2人の姿が見えなくなると、空は曇り始め、風は強くなり、カミュスはその場にまともに立っていられなくなる。
「ファーが居なくなった途端にこれだ。」
カミュスは腕で風を遮りながら、先へ先へと歩いていった。

No.3

カミュスの目の前には、巨大なもみの木が立っていた。カミュスは風に乱れた髪を直すと、その木を見上げる。
「期待以上の大きさだな。」

そのもみの木は他の者よりとびぬけて高く、胴回りは大人3人でやっと抱えきれるぐらいの大きさであろう。幹に触れるとざらっとした手触りが伝わり、強い木の香りが辺りに満ちる。青々とした葉が雪に映えて美しい。強風も、もみの木の近くに来るとふっとやんだ。

「どうだ。初めて見た感想は?」
「!」
カミュスが振り返ると、そこにはクリスを抱えたファーの姿があった。
「ファー・・いや、ファーミリアンネ。」
「ファーでいい。大した違いはない。」
ファーの深緑の瞳が鋭い光を帯びる。

『ファーミリアンネ』は、森の妖精王ファートゥリーが造った自分の分身とされる。王の元に勇気ある者を一人導き、その後眠りにつく。普段は深緑の瞳、黒の髪を持つ人間の姿を取るが、年齢や名前はその時々で違うらしい。

「クリスはどうしたんだ。」
「眠らせてあるだけだ。この地に入ることのできる意識ある者は1人だけだからな。」
すらすらと出てくる言葉は、7歳であるファーには到底無理であろうものだった。ファーはクリスをその場に浮かせると、彼を囲むように人差し指で円を描いた。その円はクリスの周りを一定方向に回り続け、やがて薄い球体のものになって、クリスを包んだ。クリスは穏やかに寝息をたてている。

「これでいい。では始めようか、カミュスヤーナ。」
「あぁ。」
カミュスヤーナの返事を受けて、ファーは大きく息を吸い込む。
『我が主、我、人の世に染まることなく、人の感情に流されることなく、今ここにある。』
ファーの体が音もなく浮き上がり、その周囲から風が吹き上げる。カミュスは声もなく彼を見つめている。

『今、勇気ある者ここにあり。どうかこの者の純粋なる願いを叶えてくれんことを。』
ファーの髪が逆立ち、風は更に強くなる。
『我が主、この願い聞き入れん!』
ファーの叫びと共に風がやみ、辺りは静寂に包まれる。その後二人の頭に低い声が響いた。

『私を呼ぶのはファートリアン。お前か。』
「ファートゥリー。」
カミュスの口から漏れ出た名前は、声の主の物だった。
『さぁ、カミュスヤーナ。願いを告げるのだ。』
ファーがカミュスの方を振り返り言った。

「あ・・私は・・。」
カミュスはかすれる声で呟く。極度の緊張からか口の中がからからに乾いている。それでも、一呼吸おいてカミュスは願いを口にした。
「私は自分の過去が・・知りたい。」
ファーが驚いたように目を見開いた。

自分の過去を・・覚えていないというのか。この男は。

「私は直近5年以前、13歳までの記憶が欠けている。また、その時には私の周りにそれを教えてくれる人が一人もいなかった。私は自分の存在を確かめたい。その為にどうか教えてほしい。」
『その記憶が必ずしも良いものであるとは限らない。お前の今の存在をも危うくするかもしれないが、それでも良いのか?』
「構わない。」

『では・・。』
森の王の声が聞こえなくなったかと思うと、カミュスは強い頭痛を覚えた。
「あ・・あぁっ。」
頭が割れるように痛い。締め付けられるような痛みの後、カミュスの脳裏に鮮明にそれが現れた。

『・・。』
ファーはカミュスを一瞥いちべつすると、森の王に向かった。
『ファートリアン。お前も、眠りに入るがいい。』
『・・仰せのままに。』

ファーはふと頭上にいるクリスを見つめた。クリスは先ほどからそのまぶたを開くことなく眠り続けている。
『バイバイ、クリス。』

もう一緒に遊べないね。半年前からずっと遊んできた僕の友達。でもいつか別れなくてはいけないことくらい分かっていたから、仲良くなりすぎないように心がけていた。心がけていたのに・・。

「ファートリアン・・。」
下から呼ぶ声にファーは顔を向ける。
「クリスを置いていくのか?」
カミュスは鋭い目でファーを見上げる。

すごいな・・あんな目に遭っても自分を見失っていない。

ファーはカミュスの心の強さに感嘆かんたんしながら、答えを返す。『我が眠りにつく時に、我に関する記憶は全て消される。だから問題はない。』
「そんなことを言っているんじゃない!」
カミュスはファーに向かって声を張り上げる。
「大切な友達なんだろう!クリスからお前との楽しい思い出を奪い取る気なのか?」

『カミュス・・ヤーナ?』
ファーにはカミュスの言葉の意味がよく分からない。記憶を消してしまえば、クリスが寂しい思いもせずに済むではないか。
「ファーのことを全て忘れてしまうんだぞ。分かっているのか?」
『・・え・・?』
カミュスの言葉が強くファーの心に響いた。

クリスが・・自分のことを忘れてしまう。分かっていたのに、今になって、なぜ戸惑とまどうのだろう。なぜ嫌だと思うのだろう。

『ファートリアン、何をしている。もうすぐ夜が明けてしまう・・。』
森の王がファーに告げる。ファーは、はっと我に返って、もみの木を見上げる。
『は、はい・・我が主・・。』
「ファー・・?」
今、聞こえるはずのない声がファーの耳を打った。
『クリストファー・・。』
ファーの目の前には、今、目覚めるはずのないクリストファーの姿があった。

No.4

なぜ・・クリスが・・。

ファーは、目の前でさかんに眠そうに目をこすっているクリスの姿を見つめていた。

自分自身で眠らせたのだ。自分が眠りに入るか、術を解くかしない限り、目が覚めることはないのに。

「どうしたの、ファー?」
クリスが不思議そうに尋ねる。
『クリス・・なぜ・・。』
「ねぇ、大きなもみの木だね。ここが願いの叶うところなんだ。」
クリスは目を輝かせて言う。

「僕の願いも叶うかな。」
『そ、それは・・。』
『いいだろう。叶えてやろう。』
ファートゥリー!
ファーは驚いて彼の名を心の中で叫ぶ。

「いいの?やったぁ。」
クリスが嬉しそうに顔をほころばせる。
『さぁ、言うがいい。クリストファー。』
低い声がクリスたちの頭に響く。

「僕、ずっとファーと仲良くしたい。」
クリスの言葉にファーは言葉を失った。
「毎日、ファーと一緒に遊んで楽しいんだ。でも時々不安になるんだ。このままでいられるのかなぁって。」
『・・・。』
「だから、いつまでもファーと友達でいさせてください。お願いします!」

『クリス・・。』
ファーの目から一筋の涙が零れた。カミュスの言葉の意味も、クリスと別れるのを嫌だと思った自分も、彼は今分かったのだ。
『・・叶えよう。』
その時もみの木から強い光が放たれて、全ては光に包まれた。


雪が積もり続けている・・。
美しい金色の髪を持つ青年は、深い闇の中、すぐ隣に面した森の中を窓からずっと見つめていた。

「何を見ているんだ?クリス。」
優しく問う声にクリストファーは振り返りもせず答える。
「雪を・・雪を見ているんだ。」
「よく飽きないなぁ。」
少しからかいの意を含んだ声で彼は告げる。

「早く始めようよ。パーティーを。僕これから年一回のお仕事なんだから。」
「ああ・・そうだね。」
ちゃんと帰ってくるんだろうね。振り返る様子もなく、クリスはねたように呟く。

「もちろん。クリスは僕の親友だもの。」
「永遠の?」
クスクスとクリスは笑う。しかし、しばらくしてクリスは笑うのを止めると、ゆっくりと立ち上がる。ドアをノックする音が耳に届いたからだ。

「お客さんじゃないの?」
パーティーは中止かな?
「いや、カミュスさんだろう。」
クリスは腕に力を込めて、木製のドアを手前に引いた。風や雪と共に大きな人影が見えた。

「よぉ、久しぶりだな。クリス。」
「カミュスさん。」
クリスは嬉しそうに笑顔を見せる。
「ファートリアンも・・な。」
肩や頭に積もった雪を払いながら、カミュスヤーナは告げる。
「カミュスヤーナ・・。」
金色の髪を持つ青年は、その美しい深緑色の瞳を大きく見開いた。

「さぁ、カミュスさん。これからパーティーをするところだったんだ。一緒にやろう。」
「あぁ、もうこんなに夜が更けてしまったじゃないか。」
クリスの口から二つの声が交互に紡ぎ出される。カミュスは漆黒の瞳に暖かい光を浮かべて、その様子を見つめていたのだった。

北方の雪に閉ざされた森。
その森の中央に1本の巨大なもみの木がある。
そのもみの木に存在する森の王ファートゥリーは。
ただ『勇気ある者』を待ち続けている・・。

End


今回の作品は、アドベントカレンダーの企画に参加しています。

で、初回が、前に書いた小説の再掲という、ていたらく。
今後、新作も投稿したいとは思っているので、お楽しみに。

どのくらい参加できるかは、分かりませんが、クリスマスに関連した、主に短編小説を投稿していく予定です。平日は難しいと思いますが。。


私の創作物を読んでくださったり、スキやコメントをくだされば嬉しいです。