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【NHK連続テレビ小説・ネタバレ感想】朝ドラ『おかえりモネ』NHK 第3週(11回~15回)の最新話あらすじ、内容

この記事は5分で読めます📚 2021/6/4更新しました。

前回のおかえりモネ2週目の記事の続きです。

1.(再記)おかえりモネについて

『おかえりモネ』は、2021年度前期放送のNHK「連続テレビ小説」第104作として、5月17日から放送中の日本のテレビドラマ。宮城・気仙沼湾沖の島に生まれ育ち登米で青春を過ごしたヒロインが、天気予報を通じて人々の役に立ちたいと気象予報士を目指して上京し、やがて故郷の島へ戻り予報士としての能力を活かして地域に貢献する姿を描く。安達奈緒子作。

先週は、主人公モネが海のこと、山のこと、加えて”空のこと”について興味を持ったところで終わりました。予想通りまだ東京にいくとかにはならず、まずは地元で過去と向き合うことからでしょうかね。

2.第3週「故郷の海へ」あらすじ

山で豪雨に見舞われたことをきっかけに、気象予報士の資格に興味を持った永浦百音(清原果耶)。さっそく専門書を買って天気の勉強をはじめる。やがて夏が訪れ、百音は祖母・雅代(竹下景子)の初盆に合わせて気仙沼の実家へ帰省する。そこで、漁師になった亮(永瀬 廉)をはじめ、仲の良かった幼なじみと久しぶりに再会、中学時代の吹奏楽部の思い出や恋の話で盛り上がる。しかし実は故郷に対して百音は複雑な思いを抱えていた…。

3.第11回の内容・感想

本屋を出て、気象予報士の参考書を眺めて嬉しそうなモネ(清原果耶)。しかし帰宅後、「気体の状態方程式PV=nRT」や「海陸風」の説明文を見て口頭を抱える。勉強を兼ねて空や雲の写真を撮り、名称をメモしながら家に飾りつける。

7月お盆休みになり実家へ帰ることに。組合で菅波先生(坂口健太郎)が現れる。「社会人一年目の若者が帰省するなんてハートウォーミングなイベントを腐したりません」と言いつつ「ぬるま湯に浸かって仕事には戻れないことがないように」と軽い嫌味を言って去っていく。

気仙沼に向かうバスの中で海の穏やかな景色をみて物憂げなモネ。船着き場では父:耕治(内野聖陽)と妹:未知(蒔田彩珠)が出勤&インターン登校で、入れ違いのお迎えに来ていて嬉しい対面。

島に向かう船の上で風や海、カモメの声を浴びて地元に帰ってきたことを実感する。

■本日はモネが撮影する雲や、気仙沼を上空から眺めた海の景色がとても綺麗でした。菅波先生に「帰郷したくないとか?」と問われて「家族”には”会いたいです」と答えるあたり、何か地元の人間関係で気まずいことがあるようです。進路や音楽の道をあきらめたことが要因になっていそう。

4.第12回の内容・感想

初盆に備えて盆棚をつくる祖父(藤竜也)に、米麻町からもってきた組手什を提供して一緒に組み立て作業をする。

準備の手伝いに幼馴染たちが登場する。すーちゃん・明日美(恒松祐里)、亮ちん・亮(永瀬廉)、ゆうとくん・悠人(高田彪我)。迎え火を焚きながら「ヘビ・ムカデにかれねえように、どこもいでとこねえように」(?)のような御まじないを唱えて囲います。

宴会が始まるとみんなで他愛ない会話をしながら、大学から仙台に出た明日美や悠人の話を聞いて「なんだか都会の大学生って感じだねぇ」と感心するモネ。

宴会を抜ける住職秀水を見送った後、モネが夜空の月の傘を見て「明日は雨かなぁ」とつぶやいていたところ、住職の息子で修行に出ているはずの三生(前田航基)が茂みから登場する。

■幼馴染らが登場しました。亮ちんが明日美に「(化粧してたから)会った時ドキッとしたのかな」と思わせぶりなことを意識せず?いうあたり”人たらし”として描かれそう。宴会で亮の父親(浅野忠信)の話題が出たときに耕治と亜哉子(鈴木京香)の顔が曇ったシーンが気になりますね。

5.第13回の内容・感想

三生を2階の自室に招き入れ、幼馴染らと妹・未知を集める。三生は「坊さんにはなりたくない。自分には職業選択の自由がない。いま音楽が好きだ。」とのこと。

耕治が話を聞いていて「俺も(漁師以外に)やりたいことあったし、同じだ。親父にそのことをいおう。お前の味方だ。」とのこと。

やがて幼馴染みメンバーらが音楽をやっていた頃の演奏会の動画を見始めることになり、その盛り上がりのまま、みんなでモネの家に泊まることに。

保護者らに了承をとるため亮の父親(浅野忠信)にも連絡を取る亜哉子。「しんじさん、お元気ですか」との問いに「元気ですよ、」とは答えるがお互いになぜか気まずい雰囲気で電話が終わる。

■三生が進路・将来への悩みを吐露していました。そこに深い考えはないのですが、耕治のように「俺が味方だ」と言ってくれる人が周りにいたら嬉しいだろうなと思います。とんびの影響もあり内野聖陽さんは暑苦しいイメージですが、今作では理解のある穏やかさを持ったお父さん役ですね。

6.第14回の内容・感想

夜中、モネと明日美はみんなが寝静まった中でひっそりと話す。明日美が「(仙台の大学に)一緒に行けたら良かったのに。」というと、モネは「だって全部落ちちゃったんだもん。でも最近ちょっと面白そうなの見つけたの。まだ色々分かんないけど。」

明日美が「モネはなんで音楽やめちゃったの」というセリフからモネは寝たふりをしながら回想に入る。

吹奏楽部はモネしかいなかったが、幼馴染らを集めて演奏会をできるくらいの人数も集まりだした。仙台の高校の音楽コースの受験の話に、耕治も亜哉子も笑顔で応援してくれている。

3月になり合格発表を耕治とともに行くが、落ちていたことで落ち込むモネに「まあしょうがない。今日くらい遅れても良いか」とジャズ喫茶に寄り道して帰ることに。食事を終え、みんなが練習している中学へ戻るつもりだったがサックス演奏が始まると釘付けになる。

演奏がおわったその時、2011年3月11日の「14:46」を指し示す。


■モネの中学時代が描かれました。吹奏楽部の立ち上げから高校受験の失敗までで、希望溢れる様子から失望へと変わっていきました。部員がモネしかいないときに幼馴染らを頼り大きくしていったんですね。ただ、若い子が”受験失敗”というだけでも落ち込むのに、2011年3月11日を迎えることで心に傷を負ってしまうのは無理もないなと思います。

7.第15回の内容・感想

数日後、ようやく耕治とモネは島へ行ける。「お父さんは家を見てくる。先に避難所(学校)へ行ってろ」とのことで、モネは学校の給食室で幼馴染らと未知と会えるが、避難の際に祖母と何かあったのか泣き出す。

2011年夏の回想も入る。自宅で耕治との会話「また吹いてみないか。これからじゃないか、音楽が大事になってくるの。だからーー「違うよ、音楽なんて何の役にも立たないよ」

明け方に亮ちんも起きてきて「浜に行かないか」と、幼馴染らと海辺へ。朝から元気な三生に遠目から「昔は寺つぐんだって言ってたのに何があったんだろうね」「生半可ではだめだと気付いたのかも。あの時、お寺はきつかったと思う」

みんなで昔のように砂で亀つくろうとなるメンバー。亮と「この雲だと一日晴れだな。(驚くモネに)漁師は風向きと天気必須だし。」と会話をする。昔から好きだった海風や天気を改めて実感するモネ。

■震災当日や被災後しばらくの島の様子はあまり描かれませんでした。モネが島に到着したとき、幼馴染らがなぜか喜びではなく怒哀のような表情を見せたのが謎です。当日に同じ場所で被災しなかったことで何か思うことがあるのでしょうか。

今週はモネが地元に戻り、幼馴染らとのひと時を楽しみつつ中学時代や被災直後のことの回想をする内容でした。少しずつでもモネが過去の遺恨を断ち切り、新しいことに挑戦していけるともっとドラマが明るくなりますね。

やはりこの朝ドラは空、海、の描写がすばらしいですね。

4週目の記事はこちら。

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