【アンガーマネジメント講座 1】 世界を解釈せずにはいられない私たち
このブログでは、ふだん就労移行支援施設で行われている発達障害の自己理解プログラムを通して学んだことを書いていこうと思います。
といっても、訓練内容をそのまま書くのは禁止されているので、「こういう訓練をやりました」ではなく「訓練を受けて感じたこと」にフォーカスして書いていきます。
さて、この似顔絵を見て誰か当てられたら相当な歴史マニアですね笑
正解は、三国志時代の魏の始祖・曹操の名軍師、荀彧(じゅんいく)です。
今日はアンガーマネジメントの訓練でした。アンガーマネジメントと荀彧に意外な?共通点があることに気づきました(こじつけかもしれませんが笑)。
荀彧の空箱の逸話
荀彧の有名なエピソードとして、晩年に主君の曹操から空の箱を贈られて、その中身を見て自死したというものがあります。
空の箱を見ただけで自殺。
頭のいい人の思考回路は凡人にはわかりませんね笑
これには理由があります。
晩年の荀彧は曹操が帝位に就こうとするのに異議を唱え続けたために、元々は側近であったのにすっかり疎まれていたようです。
こういう骨のある忠臣の諫言を、本当は大事にしなくてはいけないんですけどね。
曹操から贈られた空の箱に対して、
と、どちらに転んでも万事休すだと荀彧は悟ったわけです。
頭のいい人同士のコミュニケーションは次元が違いますね。
「死ね!」って言わずとも、空箱を贈ればいいんですから😅
世界を解釈せずにはいられない私たち
アンガーマネジメントの訓練で、
という図式の紹介がありました。
荀彧の場合は、「空箱が贈られてきた意味」を即座に察知したわけです。
もしこれが私のような?バカが受け取ったとしたら、
「あれ? 中身入れ忘れたのかな?🤔」
で、終わりです。
曹操も
「贈る相手を間違えたかー😓」
ってなるでしょうね。
私が言いたいのは、出来事を意味づけするからいろいろな負の感情が湧いてくるのであって、もし出来事を解釈することなしにその事実だけを受け止められるならそうした感情も湧かないのかもしれない、ということです。
ですが、ものすごく鈍感な人になる危険性があります。
片想いしてる人にやんわり避けられているのに、それを察知しようとしないなら、相手が嫌がってるのにどんどんアプローチしたり、ヤバい人になってしまいます😅
私はおそらくHSS型HSE(HSPの一種です)なので、人一倍アンテナが敏感です。
ちょっとしたことで相手の真意や思惑を推測してしまうので、非常に疲れます。
「細かいことによく気がつく」と事業所の仲間に褒めてもらえたことがあります。
自分の長所だと思い、嬉しく感じますが、事業所で何かの空箱を見ても深読みしないようにします😅
恐らく、ただの空箱でしょうから😅
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