『仕事と労働とは根本的に違う』(P.F.ドラッカー)
ドラッカーの名著「マネジメント」には、次のように書かれている。
仕事と労働(働くこと)とは根本的に違う。
そうか。
会社には、
「仕事をしにくる人」と、
「労働をしにくる人」がいる。
そして、会社には、
「自分の仕事は何か」を問う人と、
「自分の労働は何か」を問う人がいる。
そして、
「自分の仕事は何か」を問うと、
目的意識が芽生える。
果たすべき貢献は何か。
持つべき責任は何か。
自らの使命は何か。
「自分の労働は何か」を問うと、
手段ばかりに目がいく。
労働時間、給料、
立場や肩書、権限、
職場環境、制度やルール。
指示命令で人を動かそうとする人は、
社員を労働力としか見ていないのだろう。
権力で動かすことしか頭にないのだろう。
それでは、強制労働所と同じだ。
「自分の仕事は何か」を問いなおそう。
果たすべき貢献は何か、を問いなおそう。
そして、自分の「仕事」に誇りをもとう。
自らの果たすべき貢献は何かという
問いからスタートするとき、人は自由となる。
責任を持つが故に、自由となる。
(「明日を支配するもの」より)
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