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私に描けるだろうか? いや、描くのだ! 猫の手も借りながら…細見美術館レポ完結篇

甲虫がお好きな養老孟司先生に、感謝を込めて絵を差し上げたい!
細見美術館特別展「虫めづる日本の美 養老孟司×細見コレクション」で
イモムシ画を展示するチャンスを下さった養老先生のために、
ホウセキゾウムシの絵にチャレンジした
桃山鈴子さんの絵日記レポートをお楽しみください

「虫めづる日本の美 養老孟司×細見コレクション」は、「虫」を表現した日本画や工芸品と、養老先生が推薦する現代作家の作品が並ぶ展覧会。
この展覧会に出展した前回記事はこちら↓

細見美術館での展示が正式に決まると、私はどうしたら養老先生に感謝の気持ちをお伝えできるだろうかと考えていた。去年(2021年)の12月半ばのことだ。
思い出されるのは展覧会初日の養老先生のホウセキゾウムシのコーディネートだった。

ヨウロウセンセイ

細見美術館でも養老先生はたくさんのホウセキゾウムシの標本を展示されていた。こちらのインタビューで先生は「標本もアートをつくっているのと同じようなものなんです。絵を描いたり彫刻をつくるのと似ています」とおっしゃっている。
その名のとおり宝石のようにきらめくホウセキゾウムシ。先生がお好きなあの美しい甲虫…私に描けるだろうか?
(↓続きは拡大してお読みください)

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刻々と変化するホウセキゾウムシの色と輝きを表現するために、いろんな色で点描の実験をした。(試行錯誤のあと↓)

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↓拡大してお読みください

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養老先生のこの一言で晴れ晴れとした気持ちになった。

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完成したホウセキゾウムシの絵はこちら↓

展覧会の最終日。先生の講演後はイモムシたちの搬出作業だ。最後にここでも思いがけずうれしいことが……。↓拡大してお読みください

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養老孟司先生、細見美術館の皆様、ありがとうございます!
そして作品を見てくださった来館者の方にも感謝します。ミュージアムショップでZINEやポストカード、作品集を購入してくださった方もありがとうございます。

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これで京都・細見美術館レポートは完結。次回の展示は、2022年春、東京・青山のギャラリーハウスマヤでの個展です! 個展のご案内は桃山鈴子ツイッターなどでお知らせします。お楽しみに〜!

桃山鈴子のイモムシ画がぎっしりつまった作品集『わたしはイモムシ』は、工作舎から好評発売中!

桃山鈴子の初めての絵本『へんしん すがたをかえるイモムシ』福音館書店から2022年4月発売予定!


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