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コーヒーショップのコンセプトの違いと内装や居心地の違い 【プロ資格マニアと勉強】

昨日の記事でふれたとおり、各コーヒーショップにはコンセプトやこだわりというものがある。コンセプトがはっきりしていないと、どのようなメニューを提供するか、内装はどうするか、などが決まらない。

私は「自主勉強」「現地調査」と言いながら、あちこちのショップでコーヒーを飲んでいるのは、「各ショップの内装や居心地などから、ショップのコンセプトを探る」という勉強をしているのだ。

たとえば、昨日の記事でふれた「タリーズコーヒー」で感じたことは次の通り。

・「本日のコーヒー」というメニューがあるので迷ったらそれを選べる
・椅子やソファは重厚な感じでやや高級感がある
・照明はやや暗め、店の内装もダークな色味が使われている
・ららぽーと和泉の客層に合わせたのかもしれないが、ピンクの可愛い椅子もある

これらのことから「客に長時間、過ごしてもらうことを前提にしている」と考えられる。長時間過ごしてもらうためには、コーヒーをはじめドリンク1杯の価格は、やや高めに設定しないといけないだろう。

タリーズコーヒーの経営理念を確認すると

地域社会に根ざしたコミュニティーカフェとなる
https://www.tullys.co.jp/company/policy.html

とある。なるほどと納得ができる内装であり、居心地だと思う。

いっぽう、ドトールコーヒーというドリンク1杯の値段が安めの店もある。こちらの内装は白を基調にしており、絵画やグリーンが飾られていてさわやかな印象のところが多い。椅子や机も高級感より明るさ、清潔さがあるものが、店内の空間を埋めている。

ドトールコーヒーのコンセプトは

さりげなく小粋
https://www.doutor.co.jp/business/brand/

なのが納得できる。


同じチェーンのコーヒーショップでも、地域ごとに客層は異なる。都市部と郊外では狙うターゲットが異なるし、近隣にあるのがオフィスビルなのか、学校なのか、空港なのか、ショッピングモールの中にある店舗なのかといった要素でも、狙うべき客層は変わる。

同じチェーンの違う店に入ってみて「この店はどの客層を狙っているのかな?」と考えるのもまた、勉強になる。


河野陽炎の本とコンサルティング

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