「相談される人」は結局のところ何でもうまくいく
ライターになったばかりの頃、私がもっていた目標は「信頼されるライターになること」でした。仕事の質を高め、量をこなすこと、電話やメールの返事を早くすることなどが、信頼につながると思い、努力していました。
その努力は必要で、不可欠なものだったと今でも思いますが、「それだけではいけない」とも思っていました。他に何が必要だろうか? 知名度、カリスマ性、難関資格……などがあれば、自分に不足している点を補えるだろうか? と考えたこともありました。
自分が仕事を続けて来られたのは
あるとき、「自分に足りないものがあるのは分かっているが、それでも仕事を続けて来られた理由はなんだろう」と考えてみました。足りないものを見るのではなく、あるものを数えてみようと思い立ったのです。
そして、仕事と直接関係ないことではあるけれど、「何かと相談されやすい」ということには気づきました。
メニエール病患者さんのためのWebサイトを開設しているので、そのサイトを通してのご相談は、もちろん多くいただきました。
ライターの仕事の範囲では「河野さんなら、資格を色々持っているから、こういうテーマでも書けるんじゃないかと」と、未知の分野の仕事を依頼されることが多かったです。「ライターになりたい」と考えている人から「どうすればなれるのか?」という相談を受けたり、ライターとして活動を始めた人から「仕事を増やすための相談」と受けたことも。
さらには、友人のご家庭内の問題や、イベントの幹事を頼まれて困っているというご相談、お子さんの勉強のご相談、将来の夢に関するご相談を受けたことも。
ご相談を受けることで、自分自身にもプレッシャーがかかり、大変な思いをすることもあります。いっぽうで、その人にとって必要な情報をご提供できたり、出会いをセッティングできたりすることで、お役に立つことができたときは、「本当によかった」と心から思えます。
そして、このようなご相談が多い時ほど、なぜか仕事もうまくいきます。以前にご相談に乗った方が、後に私自身のサービスをご購入くださったり、お客様をご紹介くださることも、何度もありました。
相談される人は自分で望んでなるものではないのかも
私の周りにも「相談されやすい人、常に何かの問題解決に尽くしている人」がいます。そのような人々は「いつでも私に相談して」と呼び掛けているわけでもないし、その人ごとに性格も様々です。
ただ言えることは「受けた相談の秘密は守り、相談されたことを騒がない」という姿勢を徹底されています。解決した後に、相談した側の人が感謝の念を込めて、周囲に話すことではじめて事実関係がわかるような感じです。
また「相談者のペースに合わせることができる。即断即決できない人を突き放すのではなく、決断を待つことができる」という点も大事なようですね。相談したはいいけれど、相談相手のお説教をガミガミとされるだけだったり、相談相手の決断に従わなければならなかったりするなら、問題解決につながらないです。
全体に「騒ぎ立てず秘密を守って対処してくれる人」「相手のペースに合わせることができる人」が、相談相手に選ばれるのでしょう。
こういう人は人生がうまくいって当然なのかも
「騒ぎ立てず秘密を守って対処してくれる人」「相手のペースに合わせることができる人」は、相談の場面だけでなく、仕事や遊びなど様々な場面でうまくいく人でもありますよね。
「相談される人」という現象面を見て、「そういう人になれば、自分もうまくいくかも」と考えるのではなく、「根本的にこういう人だから、相談されやすいのだ」と気づくことが大事だったのですね。
私はまだ、相談されてそれが重荷になっていると感じるとき、どうしても愚痴っぽくなったり、相談相手の感情に巻き込まれたりします。そのような至らない点を改善して、より多くのご相談に乗れるようになりたいものです。
河野陽炎のコンサルティング
今もっとも多いご相談はWebサイト改善、次いでコピーライティング、そして集客戦略全般のご相談です。
これまで通り、メールやチャットによるご相談も受け付けています。
現在のチラシをもとに改善点を洗い出す 1万円~
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