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【ほめほめ更年期】怒りを前面に押し出せる人がうらやましい

「T」のつくフライパン屋さんに行った時のこと。
店員のお姉さんと60代くらいのロングヘア女性に、何やら不穏な空気を感じた。

「なんでなのよ?」「どういうこと?」
少し西のほうのイントネーションが混じる、よく通る声だった。
それとは真逆の消え入るような「申し訳ありません…」という店員さんの声。背中を丸め、小さくなって本当に消えちゃいそう。

セールをやっていたせいか、1つしかないレジには私も含めて4人くらい並んでいた。
その店にいた客は、気づかないふりをしながらも二人の成り行きを見守っていたに違いない。誰もひとことも話さなかったもの。

ロング女性の言い分はこうだ。
<商品の問い合わせをして接客してもらったのは私が一番最初である>
<なのに会計の際にレジの最後尾に並べとはいかがなものか?>

怒ってる。
彼女の怒りが相当だとわかるのは「もういいわっ!」と商品を放り出して店を出たのに、10秒くらいしてまた戻ってきたから。
「ねぇ!どういう意味なのか説明してー?」


その時レジは私の番になっていたが、明らかにレジ担当の店員さんも動揺していて会計を間違える始末。

私は言った。「みんな落ち着こう」
もちろん声に出さないけどね。


会計が終わり、ことの顛末を見届けることなく私は店を後にした。

あの人はどこに引っかかってそんなに怒ってるんだろうか。
おなか空いてたのかな。
おそろしく気が短い?
ないがしろにされた感じが嫌だったのだろうか。

できうる限りの想像を膨らませてみたけど、最終的に私が感じたのは怒りを感じた時にスパーンと表明できるっていいなぁということだった。
怒ってるけどそれを見せずに、あとでモヤモヤするやり方しか私はしたことがないから。

どちらのやり方(性格?)がいいとか悪いとかを書きたいのではない。
どちらもきっとOKなのだ。
そのパターンを選ぶことによって、きっと彼女も私もメリットとデメリットの両方を受けている。

でも。
中庸でいることが自分に最も優しいんだろうな。
行き過ぎても行かな過ぎても苦しいのだ。きっと。


☆今日のほめほめ☆
・朝一番に大股で腕を振って歩けた。
なぜか竹内まりやを口ずさみながら♪

☆感情☆
背中がぽかぽかで気持ちいー!
心がすっきり。

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