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工務店のブランディング必要説は本当だった!|メリット・デメリット付き

「工務店にブランディングは必要なの?」
「ブランディングって最近よく聞くけど、どういうものなの?」と
思っている工務店の皆さん!

ブランディングは今やどの業界の経営でも欠かせないくらい大切なんです!

ブランディングとは何なのかメリット・デメリットはあるのかどういう風に進めるのか、この記事を読めば、マスターできちゃいます!

そもそもブランディングが必要な理由

住宅業界は、縮小が見込まれる業界であることはきっと、皆さんご存じだと思います。

少子高齢化・単身世帯の増加・晩婚化の増加・終身雇用制度の崩壊などの
理由から、マイホームを建てる人が少なくなってきつつある状況です。

今後は現在よりも更に厳しくなることが予想されます。

また、工務店は類似した設備や資材を使用します。
そのため、設備や資材での差別化が難しく、値段での差別化を図ろうとすることで、価格競争へと発展しやすいのです。

そこで、価格競争に巻き込まれずに、お客さんに自社を選んでもらうことが重要となってきます。

「値段が安い」からではなく、「この企業の家を買いたい」と思わせるために必要なのが、今回ご紹介する、ブランディングです。

そして、現在ではインターネットで住宅を探すのが当たり前になったことで、お客さんが比較検討する工務店やハウスメーカーの数が圧倒的に増えています。

比較検討する母数が多くなったことで、お客さんのニーズに合った工務店を見つけやすくなってきたことも事実です。

さらに、お客さんのニーズも時代の変化とともに多様化してきています。

少し前であれば、「結婚」や「出産」を期とした住宅購入が多かったように思われます。

しかし、現在では、「結婚」や「出産」にとどまらず、希望の住環境や
ライフスタイルを実現させたい
というために、マイホームを購入する人が
増えています。

また、近年でいうと「テレワークをしやすい家」といったような
時代に即したニーズと、自社の強みとをかけ合わせることで、
自社を選んでもらえる可能性がグッと上がるのです。

ブランディングのメリット3選

ブランディングのメリット

価格競争を回避できる


品質のこだわりを明確にし、独自性を持つことでブランドイメージの確立を行うことができます。

マイホームは、お客さんにとって何十年も住み続ける大事な場所と
なります。

そのため、ただ、「安い」価格より「住み続けられる」安心感や信頼
求めることが多いでしょう。

「価格」ではなく、「価値」で選んでもらえるようになれば、相場より
高くてもお客さんに購入してもらえる確率が高く
なり、結果的に売り上げの安定にもつながります。

マーケティング・販促の効果が高まる

ブランドの信頼性が価値判断になり得るということは、競合相手が参入してきた場合も優位になりやすくなります。

ブランディングを行うことで、自社へ抱くイメージや求めるターゲット層が絞られるため、一貫した経営ができます。

コツコツとブランディングを行うと、

「既存顧客に愛着を持ってもらえやすい」
「悩みや心配事があれば真っ先に相談してくれる」
「既存顧客が新しく家を建てようとする人に自社を勧めてくれる

など、さらに効果が高まりやすくなります。

従業員のモチベーションが上がる

従業員が「想い」や「コンセプト」に共感できると、仕事に対してやりがいを感じやすくなり、高いパフォーマンスを発揮することができます。

さらに、従業員どうしの結びつきも強くなるため、離職率が減ることが期待されるでしょう。

また、「企業理念」や「働き甲斐」を重視する求職者が多いため、
ブランディングを行うことで、採用にもつながりやすくなり、人材不足の
問題が減る
こともあり得るでしょう。

ブランディングのデメリット3選

ブランディングのデメリット

即効性がない

ブランドの成立までには相当な時間がかかるため、即効性がありません。

認知度の向上を図ったり、接客態度やサービスの質を高めたりして、
実績と信頼をコツコツ積み上げていく必要があります。

また、企業としてのイメージを徹底して統一する必要があるうえ、
長期にわたって継続的に取り組む必要があります。

イメージの変更が難しい

ブランドイメージは構築することも難しいですが、一度構築したイメージを変更することも難しいのです。

一度固まったブランドイメージを変更してしまうことで、今までついていたお客さんを失う恐れがあります。

そのため、イメージの方向性を細かく決めておくことが大切です。

不祥事などで信頼を一瞬で失う

一度不祥事が起きてしまうと、信頼回復が難しくなります。

また、認知度やブランド力があるほど広まる傾向にあります。

現在では、SNSやインターネットの普及でより急速に伝わりやすくなって
いる
とともに、一度世に出た情報を完全に消去することはできません。

企業全体で、後ろめたさのない、クリーンな経営を心掛けましょう。

ブランディングの進め方

ブランディングの進め方

目標を明確にする

まず、企業の理念やコンセプトを明確にしましょう。

目指しているブランドの通りに進めたり、顧客の共感や信頼を得たりする
ために必要となってきます。

コンセプトにこだわりを持つ

はじめに、顧客や市場・競合・自社の3つを分析してみましょう。

顧客・市場:顧客・市場のニーズや不満はどのようなものか
競合:競合他社の住宅やサービスはどのような特徴があるのか
自社:自社の住宅やサービスの強み・弱みは何か

3C分析

分析をした後で、

自社の強み(独自性)と競合他社の強みとの差
自社の家づくりに対する理念

を再確認しましょう。

ターゲット像もペルソナを立てて、明確にしておくことで、
自社が求めるターゲット層のニーズを把握することができます。

ブランドの方向性を決める

コンセプトからサービス内容まで、一貫性を保たなければなりません。

社員全員で共有できる取り組みを行ったり、コンセプトに反さない営業は
やらないことなど、徹底しておきましょう。

また、ブランドアイデンティティを定めることも重要です。

抽象的なものから目に見えるものまで考える必要があり、そして、社員からターゲットまで、誰が見ても分かりやすいものを意識してください。

例えば、

  • 企業のロゴ

  • キャッチコピー

  • スローガン

  • キャラクター

  • 住宅デザイン

  • 写真のクオリティ・雰囲気

など、自社が求めるターゲットがこれらを見たり聞いたりしたときに、
響くかどうかを考えて取り組んでみましょう。

信頼を蓄積する

  • どのようにブランドを発信するか

  • 自社らしさはどうすれば伝えられるのか

  • ターゲット層に合わせた発信方法

など、一連の行動プランを立ててみましょう。

このとき、信頼と共感を得ることを意識して考えてみましょう。

そして、信頼は蓄積されていくものだと意識して、日常的に取り組んでいくことが大切です。

また、顧客の反応を見ながら分析していくことも大事となってきます。
PDCAサイクルを回し、改善しながら、行動プランを進めていきましょう。

さいごに

ブランディングとはどういったものなのか、メリットやデメリットを交えてお伝えしてきました!

今後、住宅業界では少子高齢化や単身世帯の増加によって、マイホームを購入する人は減っていく傾向にあります。

そのような状況の中で、自社を選んでもらうためにはブランディングは必要不可欠です!

ホームページやSNS、チラシ、パンフレット、などさまざまな媒体でブランディングの成果は発揮されます。

皆さんもぜひ、自社のブランディングをこの機会に始めてみませんか?

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