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90歳を越えたという、大学教授の外山滋比古さんの本を2冊ほど読んでみました。外山滋比古さんは、96歳で2年前に亡くなられたようですが、学問的素養がある90歳から見える風景とは、どんなものなのかということで興味がありました。僕は、持病も抱えており、90歳から見える風景なんて、とても無理そうだということからも興味がありました。

本書を読んで思ったことは、やっぱり大事なことは、学問的素養ということです。外山滋比古さんは、英文学が専門で、こういうエッセイも素晴らしいなと思います。僕もnoteブログで、こういうエッセイが書ければ、記事数を稼げるのに・・・と思うのですが、僕のnoteブログは、書評が中心です。外山滋比古さんも、エッセイでは、大したことは言ってないけど、元・大学教授、その中でも、東京教育大学(存在していた当時は東京大学の次に入るのが難しい大学だった。私も東京教育大学出身の先生は私は特に尊敬している先生が多く、教授が優秀だったから、実力ある大学教授を輩出したんだと私は思っている。)とかお茶の水女子大学とかいう一流大学の大学教授ということで、価値があるんだろうと思うんですよね。特に、本書のエッセイの法則性を抜くとすれば、年を取っても、人と接触し、精力的に知的な活動するのが良いのだ、ということだと思います。

続いて、『90歳の人間力』という本を読んだのですが、内容は大したことは言っていないような気がしましたが、自分の経験に照らすと、各エッセイのタイトルだけ読んでも、珠玉のエッセイのような気もしました。

外山滋比古先生の各本のエッセンスは、以下の2冊の本に、編集者の手でうまくまとめられていますので、全冊読む必要はなさそうです。外山先生は、当たり前のことを言っているようですが、その当たり前のことを文章化したことに意義があるのかもしれません。しかし、外山先生がいくら良いことを言っても、国内ローカルでは、あんまり意味がないような気がします。やっぱり外国語に翻訳されないと、あまり本当に実力があるとは言えないような気がするのです。

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