食後に眠くならないために「炭水化物は摂りすぎるな!」

食事をとると眠くなるメカニズムは主に2つです。

1つ目は、『血糖値の急激な変動』
食事をすると、血液中のブドウ糖濃度である血糖値が上昇します。これは、食事に含まれる炭水化物が消化・吸収されてブドウ糖に変換され、血液中に流れ込むためです。
血糖値が急激に上昇すると、それを下げるためにインスリンが大量に分泌されます。インスリンは、ブドウ糖を細胞に取り込む働きがあります。
このインスリンの働きによって、血糖値は急激に下降します。この血糖値の急激な下降が、食後に眠気を引き起こす原因の1つと考えられています。

故に、1つ目の解決策として「炭水化物を取りすぎない」という事が挙げられます。

2つ目は、『オレキシンの分泌抑制』です。
オレキシンとは、覚醒を促すホルモンです。
食事をすると、血糖値の上昇によってオレキシンの分泌が抑制されます。
オレキシンの分泌が抑制されると、覚醒が阻害されて眠気を感じやすくなってしまいます。

2つ目の解決策としても「炭水化物を摂りすぎない」ということが挙げられますね。

また、食事によって副交感神経が優位になることも、眠気を引き起こす原因の一つと考えられています。副交感神経は、休息やリラックスに関わる神経です。

まとめて、食後に眠くならないような食事にするには
❶糖質の過剰摂取を避ける
❷ゆっくりとよく噛んで食べる(炭水化物の摂りすぎを防ぐ)
❸食前に水分を摂る(食後の血糖値を上げずにすむから)
❹タンパク質や食物繊維を多く含む食事を心がける

その他にも食べる順番を気をつける方法があります。
食事の30分前に水を500ml飲みます。
食事を始める際はまず野菜を摂ります。
その後にやっと炭水化物に手をつけます。
食事が終われば15分以内に少しの運動(ウォーキング)をします。

このように眠くならない食事をマスターしたい!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?