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#音楽コラム
完全リアルタイムではないけど好きな90年代洋楽とPV ハリウッド版「GODZILLA」サントラ収録の Jamiroquai「Deeper Underground」(1998)
(作詞作曲 Jason Kay · Toby Smith) ハリウッド版「GODZILLA」サントラ収録曲(映画の内容は「ゴジラ」というより「ジュラシック・パーク」という感じでしたが)。本当のリアルタイムな世代は自分よりもずっと上でしょうが、自分が通ってた田舎の中学、上京して通った大学でも聴いてる同級生や生徒が居たり従姉が来日公演を観に行ったり伯母の知り合いがジェイ・ケイにナンパされたとかウソかホントか分からない話を聞いたりとなんだかんだジャミロの話題は頻繁に耳にしていましたし、自分も高校の時聴き始めそこそこハマり、同じく車好きの折り紙カブトみたいなのを被ったジェイ・ケイのキャラを気に入ってました。 さて、本格的にファンクにハマるとジャミロはちょっと薄味な感じもしていた事も有ったのですが、最近になってまた彼らなりの個性や魅力を感じ始めており、この曲なんかは映画の内容に合わせて若干ダークな色も有るものの、いつも通りの能天気な雰囲気もちゃんと存在しており、ムーグらしきアナログシンセの太い音が耳に残ります。そしてPVも映画館に突入してきたゴジラを見て人々がパニックになってる中飄々としてるジェイ・ケイが「らしい」作品に仕上がっており無駄にお金掛かってるのがまた笑いを誘います。ところでジャミロクワイの北米での知名度や人気ってどれ位有るんでしょうね。クラブチャートではそこそこな成績を収めていますが。
完全リアルタイムではないけど好きな90年代洋楽 過小評価されてる? Take That「Babe」(1993)
(作詞作曲 Gary Barlow) 「僕は戻って来たよ」と繰り返すバラード。歌詞に直接表現されているわけではないのですが、亡くなった男が幽霊となって愛する人の元に戻ってくるようなドラマを想像してしまうようなどこか荒涼とした雰囲気が漂っており、より切迫感の有るアルバムバージョンがより好きなんですがYoutubeには見つからないのがちょっと残念。 それにしてもほぼ同時期活動したボーイゾーン、ウエストライフにも言える事ですが、テイクザットの日本における知名度の低さは一体何なんでしょうか。本国イギリスでは「UK音楽史上ビートルズに次いで最も成功したグループ」と言われ、ロンドンオリンピックでもパフォーマンスを披露、羽生選手がメンバーの一人ロビーのソロ曲を使用したり、曲も決して親しみにくいわけではないのにもかかわらず日本での扱いには違和感を覚えます。 「90年代洋楽 イギリス」と調べてもオアシス・ブラーといったブリットポップ関連の特集や記事は多くヒットする一方で、テイクザット関連の記事は思った以上に見つかりません。当時の日本のレコード会社・メディアが全然プッシュしなかったのでしょうか。この辺の事情について詳しい方が居たら色々聴いてみたい所です。