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【意外と間違えている】日焼け止めの科学的に正しい選び方と使い方

夏だけでなく、春も秋も冬も一年中降り注ぐ紫外線。

紫外線に当たるとシミやシワなど肌老化(光老化)の原因になるので、日焼け止めで紫外線対策をしている方も多いと思います。

しかし実は、自分に合った日焼け止めを使っていなかったり、正しい使い方や塗り方ができていない人が多いんです。

今回は、あなたが知っている日焼け止めの知識や使い方が間違っていないか、今一度確認してみましょう。


種類と選び方

日焼け止めには紫外線の「吸収剤」「散乱剤」が配合されたタイプがあります。

「吸収剤」「散乱剤」それぞれの違いと特徴は、

紫外線吸収剤は、塗った際に皮膚が白く見えないという非常にすぐれた特徴をもっている半面、まれにアレルギー反応をおこす人がいます。

一方、紫外線散乱剤は、少々白く見えますがアレルギーをおこすことがほとんどありません。

出典:環境省「紫外線環境保健マニュアル2020
出典:環境省「紫外線環境保健マニュアル2020

さらにケミカル系とオーガニック系があり、肌に優しそうなイメージでオーガニック系を選びがちですが、それぞれ違った長所と短所があります。

『ケミカル系』

・アレルギー反応や肌荒れが出にくい
・やや塗りにくく、白浮きしやすい
・安定性が高く、効き目が長持ちしやすい

『オーガニック系』

・紫外線をブロックする働きが高い(特にUVA)
・肌に塗りやすく、白浮きしにくい
・安定性が低く、効き目がなくなりやすい

日焼け止めは、自分の好みや肌質に合った物を選びましょう。

皮膚が敏感な方は「紫外線散乱剤のみ」を使用している「吸収剤無配合・フリー」「ノンケミカル(吸収剤不使用)」といった表示がされているものがオススメです。

正しい使い方

日焼け止めは、塗った直後は肌に馴染んでおらず、紫外線防止効果が充分に発揮されていません。

日焼け止めは外出する15~20分前には塗りましょう。

また、1度塗りだけで厚く塗って紫外線カット効果を得ようとすると、塗りムラや塗り残しが出やすくなってしまいます。

さらに、日焼け止めに書かれている適正量を1度で塗ろうとすると、大量で塗りにくかったり、適正量を塗れていないことが多いので、2回に分けるのがオススメです。

まず肌全体に均等に分けて塗り、日焼け止め層(1層目)を作る

日焼け止めが乾くのを待つ

乾いたらもう1度日焼け止めを塗り、適量を2度(2層)に分けて塗る

特に耳やアゴ周り、首の後ろ(うなじ周辺)が塗り忘れや塗り残ししやすいので、意識して塗ってみてください。

よりムラなく塗るやり方は「【皮膚科医も知らない】本当に日焼け止めや乳液をムラなく塗る方法」をご覧ください。

日焼け止めによくある疑問(Q&A)

Q:去年使用した日焼け止めが残っている場合、今年使っても問題ないですか?

A:実際に開封直後と開封後1年経過した同じ日焼け止めの「UVカット効果」「雑菌増殖度」「使用感」を比較した実験によると。

出典:Beauty「去年の日焼け止めは使える?使用期限を調査&開封後の効果を徹底検証

直塗りタイプの日焼け止め以外は菌がほとんど繁殖しないものの、テクスチャに関しては劣化しやすいため、塗りムラが出てUV効果もやや劣る傾向に。
そのため、本来の効果をしっかり感じたいなら、去年の日焼け止めを使用するのは避けたほうが無難と言えます。

出典:Beauty「去年の日焼け止めは使える?使用期限を調査&開封後の効果を徹底検証

Q:なぜ日焼け止めは2~3時間おきに塗り直さなくてはいけないのですか?

A:日焼け止めは、

・手や服、マスクに触れる
・汗をかく
・タオルやハンカチで拭く

など、擦れたり流れたりして落ちてしまいます。
特に紫外線吸収剤タイプやオーガニック系は、紫外線と反応して効果が落ちていくので、塗り直すのがオススメです。

Q:パウダーやファンデーション系の日焼け止めで日焼け対策をしても良いですか?

紫外線防止機能があるパウダーやファンデーションなどのメイクアップ商品は、日焼け防止に十分な量を塗れないことが多いので、あまりオススメはできません。
下地にはクリームやジェルタイプなど液体系の日焼け止めを使用し、パウダーやファンデーション系の物(スプレータイプ含む)は、メイク後の塗り直し用に使いましょう。

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