育ちの時期4
鬱々とした小学生を過し、
やがて中学生になりました。
相変わらず暴力や宗教もリストカットも続き
ながらも、新しい人達で溢れかえる教室で
相変わらず静かに過ごしていました。
ある時、席替えをして隣になった女の子と
ポツリポツリと話す内に、
この子とは気が合う。
お互いそう感じるようになり、やがて友人の
ひとりになりました。
どこへ行くのも何をするのも一緒。
私は完全に彼女に依存していましたが、今度はそう上手くはいきませんでした。
彼女に依存する私が彼女には段々と苦痛だった様で、ある時
「○○ちゃん重いからもう話しかけないで」
と言われました。
吐き捨てる様に言葉を残して廊下を去っていく彼女の後ろ姿を見て、悲しみと同時にふつふつと怒りが込み上げてきたのを覚えています。
どうして私の事を好きになってくれないの?
どうして私と一緒にいてくれないの?
私の事、好きじゃないの?
深い絶望に襲われた私は、それから暫くリストカットが続き、食事も喉を通らず、中学卒業
まで静かに絵を描いて過ごしました。
まだ友人らしい友人は何人かいましたが、
本当に彼女達は私の事を友人と
思ってくれているのか?
私を求めているのか不安で、あまり会話を
しなかった気がします。
余談ですが同時期、周りの影響も受けて
下ネタにハマっていました。
下ネタを堂々と話せば皆が食いついてくるので、まだ私は大丈夫。と、よく分からない理論で時折下ネタを話し、クラスの端っこのヤバい女として皆から見られていたと思います。