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良いお年を「・・・」からの5日目の真意

年末に名字が変わる人?

 おはようございます🙏
 今晩は良い初夢を見られそうですか?

 朝ご飯をひとりで用意して食べました。あとから来た母の、認知症状による頑固な繰り言に悩まされ、加えて自分の障害もあり首が回りません。

 “ある朝、柴太郎はひどい頭痛に苛まされ頭痛薬を飲むと夢見心地に……”

 ベルリオーズの幻想交響曲の筋書きみたいな書き出しになりましたね。さて出ました、三点リーダー。年の暮れに気になる人が全員宛に出したメッセージが「よいお年をお迎えください・・・」だったのです。

 正確には三点リーダーではありません。含みがある。年明けて出勤してきたときには名字が変わっていたりする。

 まあ、アラフィフの未婚の私にとっては悪夢でしかありません。だって、理解ある彼女であるはずのあの人が。ショックです。


青天の霹靂

 別の言葉で言えば、青天の霹靂(せいてんのへきれき)です。何もない青空に一閃のいなずま。私が小学生の頃渡されたことわざ辞典の挿絵には、晴天に煙を上げながら墜落していく飛行機のイラストがありました。そういえばあの頃は、『マッハの恐怖』といった当時のベストセラーも出るぐらい航空機事故が相次いで社会問題になっていました。私の記憶に突き刺さっているのが雫石事故でした。育った街の上空は米軍基地への航空路です。大型輸送機が絶え間なく往復していて、着陸間際に推力を上げるためにエンジンがうなり出すと、すわ墜ちてくるのではと恐怖したものです。

 同じく基地のある街といえば、今回の能登半島地震があったところにも小松基地(自衛隊・民間共用)がありますが、昨日の地震報道とSNSのタイムラインにも肝を冷やす限りでした。

 陸のライフラインが止まり陸の孤島と化しているところ、かなり心細いと思います。結局、空路以外に救援のしようがなくなるわけです。事故が起きないことを願うばかりです。陸の孤島と言えば第二次大戦後、旧ソ連によって封鎖されたベルリン空輸作戦を連想します。

 実際、見ているだけで何も今のところ手の差し出しようがないからです。こういうときに助け合いといった対等の関係ではなく、頭が上がらないといった上下関係みたいになってしまうところが私は怖いのです。

 これから起きることを見ながらこのことを書くと思います。本当に何もできませんが、なくなられた方のご冥福をお祈りいたします。そして、被災された方のご無事と復旧をお祈りいたします。

消えてなくならないもの

 私の身の回りのことは本当に些細なことになってしまいます。でも、それは消えてなくなってしまったわけではありません。

 災害や事故によって起きた不幸も大きな不幸でかき消されたかのようにみえますが、ひとつひとつも消えてなくなるわけでもありません。
 ただ、生傷に塩をすり込むかのような報道やSNSの拡散は、心あるならやめて欲しいと願っております。

 私のように心の病を持っている人間にとって、他の心が丈夫な人には気にならないことも気になってしまいますし、見えてしまうものがあります。せめてそうした視点から見守らせていただければと思います。

#統合失調症

2024/01/02 10:34 ここまで

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