叱り方の在り方
昨夜の彼との会話。彼の職場の後輩が、事務職員さんから「〇〇先生の良いところ、悪いところ」と書かれた用紙を渡され、約40分に渡ってお説教をくらっていたとのこと。彼は「イラっとする所は分からなくもない」と言いつつも、「あれはキツい。〇〇くん辞めないといいな」と少しヤバめな状況の様子。
今日、私はプレゼンして(+遊んで)疲れているんだぞ?と思う反面、見過ごせなくて「その叱り方はいかがな物なの」と提言してみた。
私も就職1年目の時に、リハビリアシスタントさんのうちの一人に目をつけられてキツく当たられていたことがある。頭に禿もできた。ショックのあまり私の教育担当の先輩に見せたら、何故か整形外科の診察を受けることになった。状況は変わらなかったけど、少し経ったら髪の毛は生えてきて安心した。
その人にキツく当たられた後は悔しくて、悲しくて泣きそうになりながら患者さんのリハビリに入ることもあった。私の心はざわざわしていて、仕事に集中できない。間違いなく患者さんにとって良くない事は分かっていたけれど、もっと強く当たられることが怖くて何も言えなかった。
今になってみると謎なのだが、セラピストの業務をアシスタントさんが手伝ってくださっているという雰囲気が、当時の部署にはあった。
本来の前提では、セラピストは保険点数を稼げて、保険点数が病院の収益になり、職員の給料になる。アシスタントさんは、その名の通りそれをアシストする立場なのではないか?
彼の後輩の〇〇くんの業務は組織に直接収益をもたらす物で、事務職員さんは〇〇くんの仕事に関する書類の事務処理がその役割である。
稼げるから偉い、稼げないから偉くないのではなく、本来の自分の立場・役割を理解して、組織の利益に繋がる生産性のある働きが求められているのではないのか?
相手が生産性のない働き方やミスをしていて、それを指摘するのは悪いことではない。では、相手を萎縮させたり、怖がらせたところで組織にどのような利益があるのか?「伝え方」や「雰囲気」の演出も仕事のうちだと思う。
また、そのような環境を許している組織があるのなら、早々に人事異動や研修などで手を打った方が良いと思う。そして、今傷ついている当事者がいるのなら、私はこう思う。
上司に相談しても状況が変わらないのなら、辞めても良い。
あなたを大切にしない組織を、あなたが大切にしなくても良い。
偶然かもしれないが、彼の職場の事務職員さんも、私の元職場のアシスタントさんも女性である。私が昔、教育を担当した後輩の男性スタッフも、実習先のキツい女性バイザーの影響で女性不信になっていた。
こうして私は〇〇くんをかばっていたのだが、彼が一言「〇〇くんこの間、紅白の事こんな風に言ってたよ」と付け加えた。
〇〇くん<「先輩の彼女って、会うまでは壇蜜みたいなイメージだったんですが、この間会ったらなんか素朴な感じでした」
彼のボス<「それってイモっぽいってこと?」
〇〇くん<「そうですね」
誰がイモやねん!ちょっと〇〇くん、今度説教だよ!
…や、優しくね♡
最後までお読みいだたき、ありがとうございました♡
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