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新刊「オイルで作る焼き菓子ベストレシピ」発売になりました


扶桑社より、新刊「オイルで作る焼き菓子ベストレシピ」が発売になりました。

クッキーやスコーン,マフィン,パウンドケーキに加え、台湾カステラを4種類紹介しています。

撮影 千葉充さん
デザイン 桑平里美さん
スタイリング 鈴木亜希子さん
ライティング 守屋かおるさん
編集 田村裕美さん

台湾カステラ

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台湾カステラは、私の著書では今回初のレシピ掲載です。

初めて台湾カステラを作る方にとって、参考にしていただけそうなポイントをご紹介しています。

台湾カステラは、メレンゲの立て方や材料の温度、混ぜ方など、細かいコツがあり、しかも普通のカステラと違ってオーブンによって焼き上がりに大きく差が出ます。

特に気になるのがオーブンによる焼き上がりの違いです。

コンベクションタイプは表面が割れやすいのですが、ふっくらボリューム感のある軽い仕上がりに、一方、上下ヒーターの方は表面が割れることなく、しっとりとしたシルクのような食感に仕上がりました。

どちらもそれぞれに良さがありますので、この本ではコンベクションオーブンと上下ヒーターのオーブン、2通りの焼き方をご紹介しています。ご自宅のオーブンで楽しんでいただけたら、と思います。

型はいろいろ試した末、15×15×高さ6㎝の角型が大きさも、焼き上がった生地の状態もベストな気がしてこれに決めました。
卵4個で作れて、焼いた当日と翌日までには食べきれそうなサイズです。

味はプレーン、バナナ、メープルジンジャー、コーヒーの4種類です。

ちょっと個性的なメープルジンジャーが気に入っています。

また、バナナの台湾カステラは、他ではあまり見かけなかったので加えてみました。バナナブレッドやバナナシフォンがお好きな方にはおすすめですよ。

スコーンのバリエーション

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パウンドケーキやクッキー、マフィンなどに比べると、これまであまり紹介できていなかったのがスコーンかな、と思います。

ですので、今回はたくさん紹介しています。
まずは基本のプレーンスコーンを4種。ザクザク、サクサク、しっとり、ほろほろ。食感の違いを出してみました。

レシピを作ってみて発見したのが、これら4種類のスコーン、全部粉類の配合は一緒だったということです。液体材料の配合の違いだけで、いろいろな食感のスコーンが楽しめるようになっています。

粉類だけを何倍量か作って「自家製スコーンミックス粉」にしていただくのもおすすめです。

忘れられない味を再現

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以前食べておいしかったお菓子の再現を試みたレシピも。

ハワイアンショートブレッド」は、数年前、生徒さんからいただいたハワイ土産のクッキーから発想を得たレシピです。

あのサクサクの食感とバターの風味が忘れられず・・・

これをバターなしで作れないだろうか?

そんな思いで試作を繰り返しました。
サイズもほぼ同じ大きさにして、斜めにチョココーティングをしたら、それっぽくなったように思います。

コーヒー&ティータイムのおともにぴったりです。

定番はいつも作れるように

焼き菓子の定番といえば、パウンドケーキとマフィンも欠かせません。

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パウンドケーキの中でも今、特に人気なのが、バナナブレッドではないでしょうか。この本にも、もちろん入ってます!

いくつか考えてきたレシピの中でも一番シンプルなバナナブレッドを紹介しています。バナナと粉、卵、砂糖、植物油、あとはベーキングパウダーがあればできてしまいます。

コロコロした姿に、つい手が伸びるマフィン。

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シンプルなマフィン生地にオレオクッキーをのせた基本のマフィンに加え、サクサク食感で個性を出したコーヒー風味のマフィンには、ホワイトチョコアイシングをプラス。

手のひらサイズの小さなスフレチーズケーキもマフィン型を使えば手軽に作れます。

それぞれ味と食感に変化をつけ、豊富なバリエーションで紹介しています。

イギリスの片田舎をイメージしたスタイリング&デザイン

この本のデザインは、イギリスの田舎の風景がテーマになっています。

そのテーマに沿って、デザイナーの桑平里美さんとスタイリストの鈴木亜希子さんがお菓子の様々な見せ方を提案してくださいました。

例えば、「ジンジャーブレッドスコーン」のページで使われているコッツウォルズのはちみつは、以前、鈴木さんがコッツウォルズを訪れたときに見つけられたものだそうで、それを紀伊国屋で買ってきてくださいました。

そして、本のページに登場する箱に描かれた田園風景も本のイメージにぴったりでした。

箱詰めお菓子とラッピングのアイディア

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今回の本にはラッピングの参考になるページがたくさんあります。
表紙をはじめとする箱詰めのスタイリングもその一つです。

本の中の様々な大きさやデザインの箱は、すべて桑平さんのご主人でいらっしゃる岡崎直哉さんの手作りです。

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タイプライター文字が書かれたラッピングペーパーは、桑平さんが作ってくださいました。

特別な道具を使わなくてもできる、さりげないナチュラルなラッピングアイディアに脱帽でした。


オイルで作る焼き菓子ベストレシピ」扶桑社より本日1月30日発売です。

お手に取っていただけたら嬉しいです。

https://amzn.to/3alGdoO



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